コラム
公式LINEステップ配信で売上を変える完全設定ガイド

公式LINEのステップ配信を使いたいけれど、こんな状況に当てはまっていませんか?
- 友だち登録してもらったのに、その後フォローできず売上につながらない
- 一斉配信をしてもブロックが増えるばかりで効果が見えない
- 設定方法がわからず、ずっと後回しにしている
公式LINEのステップ配信とは、友だち追加後にあらかじめ決めた順序でメッセージを自動配信する仕組みです。本記事では、基本仕様、料金、設定手順、配信タイミング、届かないときの確認方法まで具体的に解説します。
本記事のポイントは次の通りです。
- ステップ配信は友だち追加後のフォローを自動化し、一斉配信とは役割が異なる
- 無料プランでも月200通まで試せる
- 設定は「シナリオ準備・管理画面で作成・動作テスト」の3段階で進める
- 友だち追加後の最初の7日間は、信頼構築から案内へ順序を設計する
- 配信対象とタイミングを絞り、数値を見ながら改善する
公式LINEステップ配信とは?一斉配信との違い

公式LINEのステップ配信は、友だち追加やオーディエンスへの追加を開始条件に、用意したメッセージを順番に自動配信する機能です。一斉配信が「配信時点の対象者へ同じ内容を送る」のに対し、ステップ配信は一人ひとりの開始日を基準に進みます。

ステップ配信の定義|友だち追加後に自動で届く仕組み
友だち追加したユーザーに対して、追加経路、追加後の日数、属性情報などに合わせた配信を設定できます。たとえば、追加直後はあいさつメッセージ、3日後は役立つ情報、7日後は限定クーポンという流れです。
LINEヤフーは、ステップ配信を「用意した内容・タイミング・期間でメッセージを自動配信できる機能」と案内しています。
出典:ステップ配信マニュアル|LINEヤフー for Business(最終閲覧日2026年9月9日)
人手が限られる個人事業主や小規模店舗でも、登録日が異なる友だちへ同じ品質の案内を続けやすくなります。
一斉配信との違いを比較表で確認する
| 比較項目 | ステップ配信 | 一斉配信 |
|---|---|---|
| 送信タイミング | 開始日を基準に自動送信 | 指定日時に対象者へ同時送信 |
| 対象 | 開始条件や分岐条件で調整 | 全友だちまたは絞り込み |
| 自動化 | 設定後は自動で進む | 配信ごとに作成・予約する |
| 向く用途 | 育成・教育・関係構築 | キャンペーン・告知・速報 |
「育てる」はステップ配信、「知らせる」は一斉配信
ステップ配信で解決できる3つの課題
- フォロー漏れ:追加後の翌日・3日後・1週間後にも継続して案内できる
- タイミングのズレ:登録日が違っても、それぞれの開始日を基準に届けられる
- 属人化:担当者の勤務状況に左右されず、決めたシナリオが動き続ける
公式LINEステップ配信の料金は?無料プランで使える範囲

プラン別の料金と配信通数の上限
2026年9月時点の料金プランは次の通りです。ステップ配信で送ったメッセージも課金対象の通数として数えられます。
| プラン | 月額費用 | 無料メッセージ通数 | 追加送信 |
|---|---|---|---|
| コミュニケーション | 0円 | 200通/月 | 不可 |
| ライト | 5,000円(税別) | 5,000通/月 | 不可 |
| スタンダード | 15,000円(税別) | 30,000通/月 | 従量課金で可能 |
1回の配信は最大3吹き出しまで作成でき、範囲内であれば1人への配信を1通と数えます。最新条件はLINE公式アカウントの料金プランで確認してください。
2026年10月1日から、スタンダードプランの追加メッセージ料金は20万通まで3円/通、20万通超は2.5円/通へ改定予定です。出典:追加メッセージ料金改定のお知らせ|LINEヤフー for Business(最終閲覧日2026年9月9日)
無料プランでステップ配信を試せる範囲
コミュニケーションプランの無料枠は月200通です。友だち200人に1通ずつ、または100人に2通ずつ送ると上限に達します。動作確認や少人数での検証には使えますが、ステップ数が増えるほど早く消費します。
最初は3〜5通のシンプルなシナリオで試す
友だち数 × 1人あたりの配信数で月間通数を見積もってから有効化しましょう。
費用対効果を判断するための配信通数別の目安
| 月の配信通数 | 検討するプラン | 考え方 |
|---|---|---|
| 200通以内 | コミュニケーション | 少人数で試し、反応を確かめる |
| 200〜5,000通程度 | ライト | 固定費と必要通数のバランスを取る |
| 5,000通超の見込み | スタンダード | 追加配信と自動化の価値を含めて判断する |
売上規模だけで決めず、配信したい通数、友だち数、削減できる作業時間を合わせて判断してください。
公式LINEステップ配信を設定する具体的な手順


設定前に用意しておく3つのもの
- 何日後に・誰へ・何を届けるかを整理したシナリオ概要
- ステップごとのメッセージ原稿
- 商品ページのURL、画像、動画、クーポンなどの素材
管理画面を開く前に紙や表計算シートへ書き出すと、操作中に内容を考え直す時間を減らせます。
管理画面でステップ配信を作成する手順
- LINE Official Account Managerへログインする
- 「ステップ配信」から「新規メッセージを作成」を選び、タイトルと有効期間を設定する
- 開始条件と対象経路を選ぶ
- 待ち時間、分岐条件、メッセージ内容、配信時間帯を設定する
- プレビューとテスト配信を確認して利用を開始する
公式マニュアルでは、待ち時間は1〜30日、ステップは1ルートにつき10個まで設定できます。
友だち追加直後のメッセージを設定する方法
友だち追加直後の案内は「あいさつメッセージ」で届け、その後にステップ配信を開始する構成がわかりやすいでしょう。最初のメッセージでは自己紹介、登録特典、次に届く内容を短く伝えます。
公式LINEステップ配信をスマホだけで設定できる?
ステップ配信の作成・編集は、Web版のLINE Official Account Managerから行います。スマートフォンで管理画面を開くことはできますが、画面全体を確認しやすいPCでの設定がおすすめです。管理アプリは日常的な確認やチャット対応に使い分けましょう。
設定後は動作テストで必ず確認する
- 想定した順序と時間帯で届くか
- リンク先とボタンが正しく開くか
- 画像や動画がスマートフォンで見やすいか
- 文章、価格、期間に誤りがないか
- 開始条件と分岐条件にテストユーザーが含まれるか
公開前の5分間のテストが、誤配信と修正作業を防ぐ
公式LINEステップ配信の配信タイミングを設計する

友だち追加直後から7日間のシナリオ設計例

| 日数 | 目的 | 内容 |
|---|---|---|
| 追加直後 | 歓迎 | 誰が何のために発信するかを伝える |
| 1日目 | 信頼構築 | 役立つ情報、実績、お客様の声 |
| 3日目 | 課題整理 | 悩みに共感し、解決の方向性を示す |
| 5日目 | 商品紹介 | 関係が温まった段階で商品やサービスを案内する |
| 7日目 | 行動喚起 | 期限と条件が明確なクーポンや特典を届ける |
開封・クリックされやすい曜日と時間帯の考え方
朝7〜9時、昼12〜13時、夜20〜22時はスマートフォンを確認しやすい時間帯の候補です。ただし、平均より顧客の生活リズムを優先してください。
- 飲食店:ランチや夕食を決める前
- 美容サロン:予約を検討しやすい平日夜や休日
- 教育サービス:学習時間を確保しやすい夜や週末
まず2つの時間帯を試し、開封率とクリック率が高い方へ寄せていく方法が現実的です。
配信間隔を詰めすぎない
関係ができていない新規ユーザーへ何通も連続配信すると、通知の負担からブロックにつながる可能性があります。1日1通を上限の目安に、内容が重ならない間隔を設けましょう。
業種別・目的別のタイミング設計パターン3選

飲食・テイクアウト向け
追加直後に歓迎、2日目に人気メニュー、4日目に初回クーポンを届けます。購入までの検討期間が短いため、早めのオファーを試せます。
サービス業・サロン向け
追加直後に自己紹介、3日目に施術実績やお客様の声、7日目に体験予約を案内します。価格や施術への不安を減らしてから予約につなげます。
教育・情報発信向け
追加直後に無料コンテンツ、5日目に悩みへの共感、10日目に有料サービスを案内します。知識、信頼、共感を順番に積み重ねます。
公式LINEステップ配信が配信されない原因と解決方法

配信されない原因として多い設定ミス5つ
- ステップ配信のステータスが停止・下書きのまま
- 属性やオーディエンスの条件が合わず、対象者がいない
- 友だち追加経路とシナリオの開始条件が一致していない
- 月間メッセージ通数または設定した配信数の上限に達している
- 有効期間や配信時間帯が想定と異なる

友だちのセグメント条件が合っていない場合の確認手順
- ステップ配信の開始条件と分岐条件を確認する
- 指定した属性やオーディエンスにテストユーザーが含まれるか確認する
- 一度条件を外したテストで届くかを切り分ける
配信済みなのに反応がない場合に見直す箇所
- 冒頭:通知プレビューで読む理由が伝わるか
- リンク:前後の文章から自然に行動へ移れるか
- CTA:「予約する」「商品を見る」など次の行動が具体的か
配信ログで送信を確認できる場合は、設定を繰り返し触る前にメッセージ内容を改善しましょう。
公式LINEステップ配信で反応を高める活用方法

| パターン | 書き方 | 受け取られ方 |
|---|---|---|
| 情報を羅列 | 商品情報と価格を並べる | 自分との関係が見えにくい |
| 問いかけ | 悩みへの問いから解決策を示す | 自分ごととして読みやすい |
| 物語 | 体験や導入前後を順番に伝える | 共感と行動理由が生まれやすい |
画像・動画・リッチメッセージを使い分ける
- 画像:商品の外観、施術例、メニューなどを見せる
- 動画:使い方、施術の様子、店内の雰囲気を伝える
- リッチメッセージ:クーポン、予約、商品ページへの行動を促す
初めてならテキストと画像から始め、配信結果を確認してから形式を増やしてください。
ステップ配信と一斉配信は目的で使い分ける
新規ユーザーの育成や教育コンテンツにはステップ配信、期間限定キャンペーンやイベント告知には一斉配信が向きます。両方を組み合わせることで、関係構築とタイムリーな案内を両立できます。
Lineupを使うとステップ配信の設計が広がる
Lineupでは、LINE公式アカウントの標準機能に加えて、購入や流入経路に合わせた施策を設計できます。
- シナリオ内での商品訴求メッセージ
- 特定商品の購入を起点にした購入後ステップ
- QRコードや広告など、流入経路ごとのステップ設計
クーポン・限定オファーを組み込む設計例
- 最初の数日で、悩みの理解や役立つ情報を届ける
- 商品・サービスの価値と利用場面を紹介する
- 7日目を目安に、条件と期限が明確なクーポンを案内する
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公式LINEステップ配信を販促に活用した事例

皮膚科クリニックが広告流入に絞って新規予約を伸ばした事例
皮膚科クリニックを運営する株式会社IDEAの事例では、広告から流入したユーザーを対象に、症状の解説、治療法、患者の声、カウンセリング案内を段階的に配信し、新規予約数が施策前の120%になったと紹介されています。
| 配信 | 主な内容 |
|---|---|
| 1通目 | 症状の進行と放置リスク、クーポン |
| 2〜3通目 | 診療の違い、症状別の治療法 |
| 4通目 | 患者の声、ビフォーアフター |
| 5通目 | カウンセリング内容と予約案内 |
住宅情報サービスが配信時期の検証でクリック単価を改善した事例
LIFULL HOME'Sの事例では、配信タイミングを検証し、友だち追加直後ではなく1週間後の配信へ変更しました。クリック単価は6割改善し、1回の配信作業も2時間から30分程度へ短縮したと紹介されています。
事例出典:LINE公式アカウントのステップ配信機能で売上アップ!活用法や注意点を紹介|TMS Partners(最終閲覧日2026年9月7日)
2事例に共通する「絞り込みと検証」
全員に同じ内容を送らず、対象と時期を絞って検証する
誰に・いつ・何を届けるかを一つずつ変え、結果を比較できる状態を作ることが改善の出発点です。
ステップ配信の自動化設定で失敗しない運用方法

シナリオを作り込みすぎない
最初から10ステップを作ろうとすると、原稿、画像、設定作業が積み重なります。まず3〜5ステップで公開し、実際の開封・クリック・ブロックを見ながら追加しましょう。
セグメントのズレが起きやすい3つの設定箇所
- 条件への追加:開始条件に使うオーディエンスへ対象者が追加されているか
- 流入経路:現在使っているQRコードやURLと開始条件が一致しているか
- 購入後の除外:購入済みユーザーへ未購入者向けの案内が続いていないか
月1回確認したい総点検リスト
- 全シナリオのステータスが想定通りか
- 開始条件・分岐条件・対象経路が正しいか
- 月間通数と配信数上限に余裕があるか
- リンク、商品名、価格、期間が最新か
- 購入済みユーザーの除外が機能しているか
- 開封率・クリック率・ブロック数に急な変化がないか
月1回のメンテナンスで反応を維持する
開封率が下がったら冒頭文や配信時刻、クリック率が下がったら訴求とCTA、ブロックが増えたら頻度と対象者を見直します。一度に全部変えず、毎月1項目だけ改善すると違いを判断しやすくなります。
設定して終わりではなく、数値を見て育てる
公式LINEのステップ配信についてよくある質問(FAQ)

Q1. 公式LINEステップ配信は何ステップまで設定できますか?
LINE公式アカウントの標準機能では、1ルートにつき10ステップ、1つのステップ配信につき100ステップまで設定できます。運用開始時は3〜5ステップから試すと管理しやすくなります。
Q2. 配信途中でシナリオを変更すると、配信中のユーザーへ影響しますか?
変更内容とユーザーの進行状況によって、その後の配信が変わる場合があります。利用中のシナリオを変更する前に複製や設定内容を記録し、テストアカウントで確認してから反映してください。
Q3. ステップ配信中にブロックしたユーザーはどうなりますか?
ブロックすると配信は停止します。公式マニュアルでは、ブロック解除した場合は新規追加とみなされると案内されています。
Q4. 無料プランの200通はステップ配信と一斉配信で共有されますか?
はい。一斉配信とステップ配信など、課金対象のメッセージで月間通数を共有します。友だち数と1人あたりの配信数を掛けて、事前に必要通数を確認してください。
Q5. Lステップなどの外部ツールなしでも使えますか?
基本的なステップ配信はLINE Official Account Managerだけで設定できます。購入を起点にした配信、商品訴求、流入経路別の細かな管理まで行う場合は、Lineupなどの拡張ツールも比較してください。
公式LINEステップ配信は「絞り込みと検証」で成果が変わる
ステップ配信は、友だち追加後のフォローを仕組みにできる機能です。3〜5ステップのシンプルな構成から始め、対象者、配信時期、内容を一つずつ検証してください。
信頼を先に届け、商品やサービスは必要性が伝わったあとに案内します。友だち数が少ない段階でも、反応を丁寧に確認すれば自社に合うシナリオを作れます。
絞り込む → 配信する → 数値を見る → 1項目を改善する
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