コラム
LINEチケット販売を今日から始める完全ガイド【2026年版】

LINEチケット販売を検討しているのに、なかなか動き出せていない方もいるでしょう。
- LINEでチケットを売れるのはわかったけど、具体的な手順がわからない
- 費用がいくらかかるか不安で、試すのを躊躇している
- 別のアプリを使い分けると管理が大変になりそうで怖い
この記事では、長崎国際テレビ様と福岡を拠点に活動するアーティスト・桜まなみさんの導入事例をもとに、LINEでチケット販売を始めるための仕組み・費用・手順を整理します。
読み終わるころには、今日どこから手をつければよいかが見えてくるはずです。記事の要約は以下の通りです。
- Lineupなら、スマホ1台で開設の準備を進められる(販売開始は決済審査後、1〜3週間ほどが目安)
- 初期費用は0円、初回30日間は月額無料(31日目以降は月額3,000円と各種手数料)
- 購入者は会員登録なしで購入でき、2回目以降は最短2タップで購入できる
- チケットは購入完了と同時にLINEメッセージで自動送信できる(URL形式)
- InstagramなどからはQRコードやURLで友だち追加へ誘導し、LINEショップにつなげられる
LINEでチケット販売は本当にできる?結論と全体像を整理

LINEでチケット販売はできます。Lineupのような「LINE内完結型EC」を使えば、個人・小規模イベントの主催者でも、電子チケットの販売・自動送信・注文管理ができます。(チケットの券面やQRコード自体は、別のツールで用意)販売開始までは1〜3週間ほどが目安です。
また、長崎国際テレビ様は友だち約1万人のLINE公式アカウントで、2024年開催のイベント「こどもでじまはく」の入場チケットをLineupで販売しています。個人・小規模イベントの主催者だけでなく、友だちの多い法人でも使われている方法です。
LINEチケット販売の仕組みをひと言で説明すると
LINEでチケットを販売する方法のひとつに、LINE公式アカウントのトーク画面内で、告知・購入・受け取りまでを完結させる方法があります。
従来のチケット販売サービスでは、告知はSNS、購入は外部サイトというように、場所をまたぐ場合があります。外部サイトへの移動や会員登録(ゲスト購入できるサービスもあります)が必要になると、購入を途中でやめる人が出やすくなります。
LINEでチケットを販売すると、購入者がLINEのトーク画面から「商品一覧」をタップするだけで商品ページに到達します。決済も完了し、デジタルチケットがそのままLINEメッセージとして手元に届きます。
この一連の流れが、購入者に余計なストレスをかけない仕組みとなるのです。

個人・小規模イベントでも使える理由
「LINEでのチケット販売は、個人には難しいのでは?」と思う方もいるでしょう。しかしLineupは、友だち約1万人のテレビ局のイベントから、個人アーティストの販売まで使われています。個人事業主や1人運営のお店も利用対象です。
理由は3つあります。
- 初期費用・月額費用の低さ:初期費用は0円で、初回30日間は月額無料。最低継続期間もなく、小さく試しやすい設計(31日目以降は月額3,000円がかかる)
- 既存の顧客基盤をそのまま活用できる:すでにLINE公式アカウントにファンや見込み客が登録していれば、告知と販売を同一チャネルで完結できる
- 運用工数が少ない:専任スタッフがいなくても、スマホ1台で商品登録・注文管理・メッセージ対応を進められる(開設時の決済審査を除く)
大規模チケット販売サービスは、一定の集客力がある前提で設計されています。個人イベントの主催者が使うと、管理画面の複雑さや固定費が逆に重荷になることがあります。LINEでのチケット販売は「ファンが少数でも始めやすい」仕組みです。
販売から納品まで、LINEで完結させられること
LINEを使ったチケット販売でできることを整理します。
| カテゴリ | できること |
|---|---|
| 告知・集客 | LINE公式アカウントのメッセージ配信、QRコード・URLでの友だち追加誘導 |
| 販売 | トーク画面内での商品一覧表示・購入・決済 |
| 納品 | 購入時に、チケットをURL形式でLINEメッセージとして自動送信 |
| 顧客対応 | トーク画面内でのメッセージのやりとり |
| 注文管理 | スマホから注文確認・発送連絡などの管理 |
販売から納品まで同じプラットフォームで完結するため、購入者側でアプリを切り替える手間も発生しません。「管理ツールを何個も使い分けたくない」という主催者の悩みに直接応えられます。
LINEチケット販売を始めるにはどうすればいい?手順と選択肢を解説

LINEチケット販売を始める方法は、大きく2つあります。最初の選択を間違えると、あとから切り替えるコストが発生する場合があるため、自分の目的に合った方法を確認しましょう。
まず選ぶべきは「LINE内完結型」か「外部EC誘導型」か
2026年時点でLINEチケット販売に使える代表的なアプローチを整理します。本記事では、LINEのトーク画面の中で購入まで完結できるタイプを「LINE内完結型」、LINE公式アカウントから外部のECサイトやチケットサイトへ案内するタイプを「外部EC誘導型」と呼びます。
LINE内完結型(Lineupなど)
LINE公式アカウントのトーク画面に直接ショップ機能を統合するタイプです。購入者は新たなアプリのダウンロードも別サービスへの会員登録も不要で、いつものLINEから購入できます。デジタルチケット・デジタルコンテンツをURLで自動送信できるのが特徴です。
外部EC誘導型(LINE公式アカウントからECサイトやチケットサイトへ誘導)
LINE公式アカウントのリッチメニュー(トーク画面下部に表示されるメニューボタン)や配信メッセージに外部ECサイトのリンクを貼り、購入は外部サービスで完結させるタイプです。
既存のEC基盤がある場合や、物販と組み合わせる場合に向いています。ただし購入者は別サービスへの遷移が必要で、離脱リスクはやや高まる傾向があります。

個人・小規模イベントで「販売までLINEで完結させたい」場合は、LINE内完結型が選択肢のひとつです。
Lineupを使ったショップ開設の具体的な手順
Lineupのショップ開設手順は、以下の通りです。
- Lineupの公式サイトにアクセスし、アカウントを作成する
- LINE公式アカウントとLineupを連携させる
- ショップの基本情報を入力する(画面の案内に従う)
- 決済手段の加盟店申請を行う(クレジットカードは必須、審査に数営業日〜)
- 商品を登録する

事例にある福岡を拠点に活動するアーティスト・桜まなみさんが実際に体験したように、「ほんとにこれだけでいいの?」と疑うほどシンプルな導線で開設が完了します。管理画面の初期設定は1〜2時間ほどが目安で、スムーズに進めば開設当日のうちに商品登録まで進められます。
チケット商品の登録から購入者への納品までの流れ
チケットを商品として登録し、購入者に届くまでの流れを確認します。
- 商品登録:チケット名・価格・説明文・画像を入力し、在庫(定員)を設定する
- チケットのURLを用意して登録する:購入時に送るチケットのURLを、商品ごとに登録する。チケットの券面やQRコードは、別のツールで用意しておく
- ショップ公開:決済の審査完了後、トーク画面に商品が表示され、販売を始められる
- 購入者が購入:配信メッセージの商品をタップし、「購入する」→支払い確定で完了(2回目以降は最短2タップ。初回は氏名などの入力が必要)
- 自動納品:購入完了と同時に、チケットのURLがLINEメッセージとして購入者に届く

自動送信を設定しておけば、注文のたびにURLを手動で送付する手間が発生しません。
スマホ1台でどこまでできるか(導入事例より)
「スマホ1台で全部できる」という説明は、どこまで本当でしょうか。桜まなみさんは商品の登録・注文の管理・顧客へのメッセージ対応を、すべてスマホひとつで行っています。
特に顧客へのメッセージのやりとりは、もともと使っていた「LINE公式アカウント」アプリからそのまま行えるため便利です。新しいツールの操作を覚えるコストがほぼかかりません。
PCを持っていない、あるいは外出先で作業することが多い個人アーティストや小規模イベント主催者にとって、スマホ完結は大きなメリットです。「PCがないと始められない」わけではないため、まずはスマホで試してみることをおすすめします。
実際にどんな機能が使えるのか、画面イメージとあわせて確認できます。「自分のイベント規模でも使えるか」を判断する材料として、一度機能ページをのぞいてみてください。
個人・小規模イベントの方に参考になります
登録なしで確認できます
LINEチケット販売にかかる費用は個人でいくらが目安か

LINEチケット販売の費用(Lineupを使用した場合)は、初期費用ゼロ・月額3,000円(初回30日間は無料)・手数料となります。初回30日間は月額無料ですが、その後は固定費が発生するため、売れなかった月も費用がかかります。費用感を正確に把握してから始めましょう。
初期費用・月額費用・販売手数料の内訳を整理
Lineupの費用構造を整理します。
| 費用項目 | 内容 |
|---|---|
| 初期費用 | 無料 |
| 月額費用 | 初回30日間は無料、31日目以降は月額3,000円(税込) |
| 販売手数料 | システム利用料:販売額の1.5% |
| 決済手数料 | 決済手数料:3.5〜3.8%(決済手段により異なる) |
Lineup公式の例では、月商10万円・クレジットカード決済の場合、月額3,000円+システム利用料1,500円+決済手数料3,600円で、合計およそ8,100円です(LINE公式アカウント側の費用は別です)。
専用チケット販売サービスには、月額固定費なしで販売手数料のみのタイプと、初期費用や登録料がかかる大手タイプがあります。Lineupは、LINEの友だちに継続的に販売する場合に向いています。
無料トライアル期間中にできることとできないこと
30日間の無料期間中に、商品登録や画面の確認を進められます。ただし、実際の販売開始には決済の審査が必要で、クレジットカードは数営業日、PayPayやペイディは1〜2週間ほどかかるとされています。
審査の待ち時間も無料期間に含まれるため、早めに申請しておくと安心です。31日目以降は月額3,000円がかかり、退会する月も月額固定費は満額かかります(2026年9月時点)。手数料は売上に応じてかかります。
一方で、LINE公式アカウント側にも、月ごとの通数上限があります。無料のコミュニケーションプランは月200通までで、超えると配信できません(2026年9月時点)。注文完了の通知などもメッセージ通数に数えられるため、販売数が多い場合は、ライトプラン(月額5,000円・税別、月5,000通)などへの切り替えが必要です。
本格運用に移行する前に、想定販売数が両方の上限に収まるかを確認するとよいでしょう。「試してから決める」という順序が、余計な出費を防ぐうえでも理にかなっています。
専用チケット販売サイトとの費用の違い
専用チケット販売サイトとLINE内完結型の費用を比較します。
| 比較項目 | LINE内完結型(Lineup) | 専用チケット販売サイト |
|---|---|---|
| 初期費用 | 無料 | 無料〜(大手は別途費用あり) |
| 月額固定費 | 初回30日間は無料、その後は月額3,000円(税込) | 0円のサービスが多い |
| 手数料の合計 | 約5.0〜5.3%(システム利用料1.5%+決済手数料3.5〜3.8%) | サービスや価格帯で異なる(例:Peatixは販売額の4.9%+1枚99円、teketは自由席8%・指定席10%。2026年9月時点) |
| 顧客管理 | LINEと統合 | サービス独自の管理画面での対応になる |
| 購入者の利便性 | LINEのトーク画面から購入できる(LINE利用者向け) | 別サービスへの遷移が必要な場合が多い |
専用チケット販売サイトには、集客機能や大規模イベント向けの管理機能がそろっているサービスもあります。一方、LINE内完結型は月額固定費があるため、販売枚数が少ないうちは、月額固定費のない専用サイトのほうが費用をおさえやすい場合があります。
LINE内完結型は、LINEの友だちへ継続的に販売する場合に力を発揮します。
専用のチケット販売サービスとLINE公式アカウントどっちがいい?

購入者の操作ステップ数を基準にすると、LINEチケット販売は離脱の要因を減らしやすい選択肢といえます。どんなに機能がそろっていても、購入者が途中で離脱すれば売上は立ちません。機能の多さだけでなく、購入者の手間・費用・イベントの規模の3点で比べて選びましょう。
購入者の操作ステップ数で比べた場合の差
専用のチケット販売サービスを使う場合、購入者は次のようなステップを踏むケースが多くなります。
- 告知投稿を見てURLをタップ
- 外部サービスのサイトに遷移
- 会員登録またはログイン(ゲスト購入できるサービスもあり)
- チケットを選択・購入
- チケットをメールやマイページで受け取る(QRやPDFで届く場合もあり)
LINE内完結型(Lineup)では、以下のステップになります。
- LINEのトーク画面で「商品一覧」をタップ
- チケットを選択・購入(最短2タップで購入完了)
- 購入完了と同時に、チケットのURLがLINEメッセージで届く(事前に自動送信メッセージの設定が必要)
ステップ数の差は、離脱率の差に影響するとされています。
実際、過去3か月間にオンラインショッピングをした1,026人の米国成人を対象にベイマードが調査したところ、参加者の18%がアカウント作成を望まないために注文を放棄したと報告しています。
引用元:Checkout UX 2025: 10 Pitfalls and Best Practices|Baymard Institute(最終閲覧日2026年9月29日)
桜まなみさんは、Lineup導入後の変化として、「LINEトーク画面から『商品一覧』をタップしたらすぐに商品がLINE上で見れるので、本当に分かりやすいです」と話しています。
購入後のやりとりがLINEトーク内で完結する意味
購入後にトラブルや問い合わせが発生したとき、対応するチャネルが分散していると対応漏れが起きやすくなります。
LINE内完結型では、購入前の告知→購入→納品→アフターフォローがLINEのトーク画面で完結します。購入者にとっても「問い合わせはどこにすればいいかわからない」という混乱が発生しにくくなります。主催者側にとっても、問い合わせをLINEに集約でき、「要対応」の設定などで確認漏れを防ぎやすくなります。
デジタルチケットをLINEメッセージで直接送れるかどうか
Lineupでは、チケットのURLを、購入完了と同時にLINEメッセージとして自動送信できます。自動送信を設定しておけば、主催者が手動で送付する手間はなく、購入者は購入直後にチケットを確認できます。
この仕組みは、イベント直前の当日券販売でも使えるケースがあります。当日会場で購入したい方にも、商品ページのURLやQRコードを案内すれば、LINE上で購入でき、購入後すぐにチケットのURLが届きます(事前の設定が必要です)。
当日の現金のやりとりがなくなり(決済はクレジットカード・PayPay・ペイディ)、購入者の一覧も注文管理画面で確認できるため、少人数で運営する個人イベントの当日負担を減らしやすくなります。入場済みかどうかの記録は、別途チェックリストなどで行いましょう。
既存のLINE登録者にすぐ告知できるかどうか
LINE公式アカウントにすでに友だち登録している人がいる場合、新しいチケットを登録したあとに、メッセージで直接告知できます。
外部ECサービスや専用チケットサイトを使う場合、告知はInstagramやXなどに投稿して、そこからリンクをクリックしてもらう流れが一般的です。アルゴリズムによる表示制限や、フォロワーの見逃しリスクがあります。
LINE公式アカウントのメッセージ配信は、友だち登録者に直接届くため、告知から購入までの動線が短い方法のひとつです。すでにLINE登録者がいる人は、その資産を活かせます。
長崎国際テレビ様も、LINE公式アカウントの友だちがすでに約1万人いたことから、「そのままLINEの中で販売したい」と考えてLineupを導入しています。
告知から販売・納品まで一本化できる仕組みを、具体的にどう使えるか確かめましょう。Lineupの機能ページでは、各機能の詳細をまとめて確認できます。
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LINEチケット販売で失敗しない運用の注意点と対策

LINEチケット販売でも、事前の設定と当日の確認手順をあらかじめ決めておくと、トラブルを防ぎやすくなります。ここでは、LINEでのチケット販売で失敗しない運用の注意点と対策について解説します。
電子チケットを発行するときに事前に決めておくこと
電子チケットを発行する前に確認しておく項目を整理します。
- 販売枚数の上限:キャパシティを超える販売が起きないよう、在庫数を正確に設定する
- 販売期間:いつからいつまで購入を受け付けるかを明記する
- 払い戻しポリシー:イベント中止・延期時の対応方針を事前に決め、商品説明に記載する
- チケット種別:全席共通か座席指定か、入場回数は1回限りかを設計する
- 納品ファイルの形式:チケットをURL(PDFなど)で納品するか、ほかの形式にするかを決める
特に払い戻しポリシーは、購入後のトラブルにつながりやすい箇所です。「あとから決めればいい」と後回しにせず、商品登録前に文章化しておきましょう。
リセール・転売を防ぐための対策
デジタルチケットはコピーが容易なため、転売リスクへの対策は事前に考えておく必要があります。対策の例として、次の4つがあります。
- 購入者名を入場時に確認する:購入時に氏名を確認できる仕組みを整え、当日照合する
- 購入者ごとのQRコードを発行できる入場管理の仕組みを、別途用意する:1回の読み取りで使用済みにできる設定にする
- LINEアカウントと紐づけた購入履歴を確認できるようにする:購入者のLINEの画面で、購入済みであることを確認できるようにする
- チケット転売の禁止を明記する:商品説明・購入確認メッセージ・イベントページに明確に記載する
転売を完全に防ぐことはむずかしいですが、複数の対策を組み合わせることで、リスクを下げやすくなります。
当日券をLINEでスマホ発券するときの確認手順
当日券をLINEで販売する際の入場確認の流れは、次のような運用が考えられます。
- 購入者がLINEに届いたチケットのURL(または購入完了画面)を提示する
- スタッフが、購入済みであること(購入者名・注文内容など)を確認する
- 有効であれば入場を許可し、確認できなければ主催者側の注文一覧と照合する
- 入場済みの購入者を、名簿やチェックリストで記録し、二重入場を防ぐ
当日の流れをスタッフ全員が把握できるよう、手順を印刷またはグループLINEで共有しておくと安心です。販売・納品を、ひとつの仕組みで回せると、当日の準備も運営も楽になります。具体的な機能の詳細は、Lineupの機能ページで確認してみてください。
機能一覧をまとめて確認できます
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導入事例:テレビ局から個人アーティストまで、LINEで販売するリアルな実例

Lineupが公開している2つの導入事例をもとに、LINEでの販売の実例を整理します。長崎国際テレビ様はイベントの入場チケット、桜まなみさんはデジタル写真や音源などのデジタル商品の販売事例です。
【法人の例】長崎国際テレビ様:友だち約1万人にイベントの入場チケットを販売

「友だちが多いアカウントなら、LINEでのチケット販売はどこまで使えるのか」という疑問に答えてくれるのが、長崎国際テレビ様の事例です。
友だち約1万人のLINE公式アカウントで、イベントの入場チケットを販売しています。導入の背景、活用方法、導入後の変化と今後の展開の順に見ていきます。
導入の背景:友だちがすでに約1万人いたから、そのままLINEで売りたかった
長崎国際テレビ様は、物販やイベントチケットの販売ツールを探していました。LINE公式アカウントの友だちがすでに約1万人登録されていたため、「そのままLINEの中で販売したい」とLineupを導入したそうです。
新しく集客の場所をつくるのではなく、すでに友だちになっている人に向けて、告知から販売までを同じ場所で行うという選び方です。
活用方法:「こどもでじまはく」の入場チケットをLineupで販売
2024年4月27日から5月6日にかけて開催された子ども向けイベント「こどもでじまはく」では、入場チケットの販売にLineupを活用しました。このイベントは、食のイベント「DEJIMA博」と同時開催されたものです。
購入者はLINEのトーク画面から購入できるため、外部サイトへの遷移や会員登録を求めずに販売できます。
導入後の変化と今後の展開
LINE公式アカウント経由で、想像を超える注文があったそうです。LINE公式アカウントの友だち増加にもつながりました。
定期的にイベントを開催しているため、今後もLINEを通して県民向けにイベント情報を案内していく予定です。今後はLineupで物販も広げていくとのことです。
【個人の例】桜まなみさん:スマホ1台で商品登録から納品まで
福岡を拠点に活動するアーティストの桜まなみさんは、商品の登録、注文の管理、ファンへのメッセージ対応を、すべてスマホ1台で行っています。
ここでは、導入のきっかけ、スマホでの運用、Instagramからの誘導、デジタル商品の納品の4点に分けて、個人での使い方を整理します。
「試しに登録しただけ」から本格運用に移行したきっかけ

桜まなみさんがLineupに出会ったのは、2つの希望が重なったことがきっかけでした。
- ファンとチャットコミュニケーションをとれるツールとして、LINE公式アカウントを使いたいと考えていた
- デジタル写真などを販売できるツールを探していた
そのタイミングで、商品販売もLINE上で一緒に行えるLineupに出会い、まずは「試しに登録しただけ」という経緯です。
転機になったのはショップ開設の体験でした。「ほんとにこれだけでいいの?」と疑うほどシンプルに開設が完了し、実際に商品を登録するとファンの方がLINE上でスムーズに購入してくださいました。この使いやすさとスピーディーなやりとりを確認できたことで、本格的に利用を始めたそうです。
商品登録・注文管理・メッセージ対応をスマホで対応
桜まなみさんは商品の登録・注文の管理・顧客へのメッセージ対応を、すべてスマホ1台で行っています。
特にメッセージ配信と顧客とのやりとりは、もともと使っていた「LINE公式アカウント」アプリからそのまま行えます。新しいツールの使い方を一から覚える必要がありませんでした。
すでに使い慣れたLINE公式アカウントのアプリから配信ややりとりができる点は、始めやすさにつながると考えられます。事例では、デジタル写真や楽曲などのデジタル商品を、LINE上でそのまま購入者にLINEメッセージとして送信できています。

InstagramからLINEショップへ誘導する導線の作り方
桜まなみさんは、LINE公式アカウントのURLやQRコードを発行できるので、InstagramなどのSNSでLINEのショップを紹介していこうと考えているそうです。
具体的には、以下のような導線を構築できます(桜まなみさんの構想を参考にした一例です)。
- LINE公式アカウントの管理画面(友だち追加ガイド)から、友だち追加用のQRコードやURLを発行する
- InstagramのプロフィールにLINE公式アカウントの友だち追加URLを貼る
- 投稿やストーリーズで、チケットはLINEで購入できることを告知する(販売開始後)
- InstagramユーザーがLINE公式アカウントを友だち追加する
- トーク画面から商品ページにアクセスし、購入が完結する

この導線の強みは、一度LINE公式アカウントへ誘導できれば、次回以降の告知を直接LINEメッセージで届けられる点にあります(配信通数の範囲内)。Instagramのフォロワーを「LINEで連絡が取れる顧客」に転換できると、イベントのたびに告知を直接届けやすくなります。
トークチケットをLINEメッセージで納品した具体的な体験
桜まなみさんが販売している商品のひとつに「トークチケット」があります。事例では、デジタル写真や音源などのデジタル商品を、LINEメッセージとして購入者に送信しています。
デジタルコンテンツの販売において「納品作業が発生する」ことを懸念する方は少なくありません。自動送信を設定しておけば、購入件数が増えても、納品の作業量が比例して増えにくい構造になります。桜まなみさんの事例は、デジタル写真や楽曲の音源など、形のない商品もLINEで販売・納品できることを示している好例です。
LINEと専用チケット販売サイトを選ぶ判断基準

LINEと専用チケット販売サイトは、自分のイベント規模・顧客との接点・運用リソースに合った方を選ぶことが使いやすさに直結します。どちらが優れているという話ではなく、状況による使い分けが必要です。
顧客との日常接点がLINEにある場合の選び方
すでにLINE公式アカウントにファンや顧客が登録されている場合、Lineupのようなサービスを使えば、既存の友だちを活かして販売できます。
告知から購入までの動線が短くなり、購入者が使い慣れたアプリで完結するため、購入のハードルが下がります。顧客との日常的なやりとりもLINE上で行っている場合、販売ツールを別途導入することで生じる「管理の分散」も避けることが可能です。
「LINEで友だちになっているファンに、LINEでチケットを買ってもらう」という流れは、購入の手間が少なく済むため、購入しやすさにつながります。
たとえば長崎国際テレビ様は、友だち約1万人に向けてイベントを案内し、入場チケットの販売までLINEで完結させています。友だちの多いアカウントほど、告知と販売を一本化するメリットが出やすいと考えられます。
イベント規模・頻度別に向いている組み合わせ
イベント規模や開催の頻度によって、向いているチケット販売の形は変わります。目安を表にまとめたので、ご自身の状況に近い行を確認してみてください。
| イベント規模・状況 | 向いている選択肢 |
|---|---|
| 個人・50人以下・年数回 | すでにLINEの友だちが多い場合はLINE内完結型、そうでなければ月額0円の専用サービスも比較 |
| 継続的に開催する場合 | LINE内完結型+Instagram等の告知導線(例:長崎国際テレビ様は定期開催のイベントをLINEで案内・販売) |
| LINEの友だちが多い場合(法人・団体を含む) | LINE内完結型(例:友だち約1万人の長崎国際テレビ様がイベントの入場チケットを販売) |
| 複数会場・座席指定・入場管理を重視する場合 | 専用チケットサービスを軸に、LINEを告知に併用することも検討 |
規模の大小よりも、必要な機能で選ぶのがポイントです。座席指定や入場管理、多数の公演・商品の管理が必要になると、専用チケットサービスが得意とする機能が求められる場合があります。
一方で、友だちの多いLINE公式アカウントがあれば、大きなイベントでもLINE内完結型で販売できる例があります。運用が変わってきたら、ツールを切り替える前提で始めると、段階的に対応できます。
どちらを選んでも共通して準備すること
LINEチケット販売を選ぶ場合でも、専用チケットサービスを選ぶ場合でも、以下の準備は共通して必要です。
- 払い戻しポリシーの明文化:購入前に読める場所に掲載する
- 入場確認フローの決定:当日の受付手順をスタッフ間で共有する
- 購入者への連絡手段の確保:イベント変更・中止時の連絡ルートを決めておく
- テスト購入の実施:本番前に自分または知人が実際に購入し、流れを確認する(実費がかかる場合は、事前に確認する)
特にテスト購入は見落とされがちですが、購入者視点での体験を確認できる方法です。商品説明の不足や決済画面の違和感は、自分が購入者になってみないと気づけない場合があります。本番の前に一度試してから公開するとよいでしょう。
LINEのチケット販売についてよくある質問(FAQ)

LINEでチケットを販売しようとすると、公式アカウントの準備や購入者側の環境、転売への備えなど、細かな疑問が出てきます。ここでは、始める前に気になりやすい点を6つの質問にまとめました。
Q1. LINE公式アカウントがなくてもLINEチケット販売はできますか?
Lineupを使ったLINEチケット販売には、LINE公式アカウントの開設が必要です。LINE公式アカウント自体は無料で作成できます。無料プランは月200通までで、超えると配信できないため、注文が増える場合はライトプラン(月額5,000円・税別、月5,000通)などへの変更が必要です(2026年9月時点)。
開設後にLineupと連携し、決済の審査を経て、チケット販売を開始できます。
Q2. 購入者がLINEを使っていない場合はどうなりますか?
Lineupのような、トーク画面で購入するタイプのチケット販売は、購入者がLINEアプリをもっていることが前提になります。LINEを使っていない顧客層が多い場合は、専用チケットサービスや外部ECとの併用を検討するとよいでしょう。
Q3. スマホだけでチケット販売から入場管理まで本当に完結しますか?
桜まなみさんは商品登録・注文管理・メッセージ対応を、すべてスマホ1台で行っています。商品登録・注文管理・メッセージ対応は、スマホだけで進められます。ただし、入場確認の方法は、別の方法を用意する必要があります。
Q4. デジタルチケット以外にも販売できるものはありますか?
Lineupでは、デジタルチケットのほかに、デジタル商品や物販など、さまざまな商品を販売できます(桜まなみさんの事例では、デジタル写真・楽曲の音源・トークチケット・ハンドメイドアクセサリーなど)。
Q5. 転売防止の機能は備わっていますか?
入場時に購入者名を確認する、1回の読み取りで使用済みにできる入場管理の仕組みを用意する、といった対策で、転売・二重入場のリスクを下げやすくなります。商品説明への転売禁止の明記も、対策のひとつになります。なお、法律で不正転売を禁止できるチケット(特定興行入場券)になるには、以下の条件が必要です。
- 興行主の同意のない有償譲渡を禁止する旨を販売時に明示し、券面(電子チケットは画面)にも記載する
- 日時・場所と座席(または入場資格者)を指定する
- 購入者(または入場資格者)の氏名と連絡先を確認し、その旨を券面に記載する
詳しくは文化庁のチケット不正転売禁止法の案内をご確認ください。
Q6. 大企業や法人でもLINEチケット販売はできますか?
できます。長崎国際テレビ様は、友だち約1万人のLINE公式アカウントで、イベントの入場チケットをLineupで販売しています(2024年開催のイベントの事例)。ただし、座席指定や複数会場の管理が必要な場合は、専用チケットサービスも比較したうえで選ぶとよいでしょう。
LINEチケット販売は、スマホ1台・初期費用ゼロで今日から始められる
Lineupを使ったLINEチケット販売は、スマホ1台・初期費用ゼロで準備を始められる、個人・小規模イベントの選択肢のひとつです。
桜まなみさんが「試しに登録しただけ」から本格運用に移行したように、ハードルは低く、使い始めてから判断できる設計になっています。購入者にとっても、会員登録なしで購入でき(2回目以降は最短2タップ)、購入後はチケットのURLがLINEで届くため、手間が少なく済みます。
まずは無料トライアルで試してみることからスタートするとよいでしょう。
ここまで読んでくださった方は、あとは行動に移すだけです。Lineupの機能ページでは、チケット販売から入場管理までの一連の流れを具体的に確認できます。無料トライアルから始めて、今日中に最初の一歩を踏み出してみてください。
初期費用ゼロ・今日から始められます
最低継続期間なし・いつでも退会できます
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