コラム

LINE属性設定の完全ガイド|セグメント配信で反応率が変わる理由

LINE属性設定の設定方法・手順・活用法を解説し、セグメント配信で反応率が変わる理由を伝える完全ガイド

LINE属性設定を正しく使えていますか?

この記事を読むと、LINE属性設定の仕組みから実際の配信フロー・コスト設計まで一通り理解でき、「全員に配信するのみの運用」から抜け出す具体的な手順がわかります。

  • 設定画面を開いても、どこで何を変えればいいのかわからない
  • 「全員に送る」が当たり前になっていて、ブロックが増え続けている
  • 属性設定と聞くと難しそうで、結局手が止まってしまう

こうした悩みをもつ方は少なくありません。LINE属性設定は、設定そのものより「どの設定が何のためにあるか」を理解するだけで、配信の考え方が大きく変わります。

記事のポイントは以下の通りです。

  • LINE属性設定には配信者側とユーザー側があり、それぞれ主語と目的が異なる
  • 属性絞り込み配信は、一斉配信よりブロックを減らしやすい
  • 属性×タグの組み合わせで、少ない配信数でも反応を上げられる可能性がある
  • 属性設定とオーディエンス設定は、リスト規模や目的で使い分けるとよい
  • 配信数を抑えながら成果を狙う設計は、ROI逆算で組み立てる

LINE属性設定とは?「似て非なる設定」を整理

属性に関する設定を見分けるポイントは操作する人の違いだと伝える見出し画像

LINE属性設定とは、ユーザーの年齢・性別・地域・OSなどの属性情報をもとに配信先を絞り込む機能です。ただし「属性に関係する設定」はLINE上に複数存在し、それぞれ意味も操作する主体も異なります。

この違いを整理せずに使うと、設定を変えたつもりが別の機能に触れていた、というミスが起きやすくなります。ここでは3つの設定を正確に区別する方法を説明します。

「属性設定」と「広告表示に利用するデータ」の違いとは

配信者側とユーザー側で、目的も操作する人も別の設定です。

設定名操作する人目的
属性設定(絞り込み配信)配信者(事業者)配信先を属性で絞り込む
広告表示に利用するデータの設定(属性情報)ユーザー広告に使われる属性情報を制御する
広告表示に利用するデータの設定(広告トピック・行動履歴)ユーザー広告のパーソナライズを制御する
属性関連設定の主語と目的の図解。配信者がLINE公式アカウント管理画面で操作する属性設定(絞り込み配信)と、ユーザーがLINEアプリで操作する属性情報オフ・広告表示に利用するデータを分けて示し、ユーザー側の設定は配信者から変更できず、属性情報オフのユーザーは属性不明として絞り込み対象外になることを示す

配信者が触れる「属性設定」は、LINE公式アカウントの管理画面から操作するものです。一方、「広告表示に利用するデータの設定」はユーザー側のLINEアプリの設定から変更するもので、配信者には操作できません。

「属性情報をオフにしたらセグメント配信ができなくなった」というケースがありますが、属性が不明なユーザーは絞り込み対象から外れます。配信者側の設定を変えても元に戻せないため、属性データが想定より少ない場合はこの要因も疑ってみましょう。

次に、3つの設定を混同しやすい理由と、主語を軸にした整理方法を見ていきましょう。

設定の「主語」が違う|配信者側の設定とユーザー側の設定を分けて理解する

3つを混同しやすい理由は、「属性」という言葉が共通しているためです。主語を意識するだけで整理はシンプルになります。

  • 配信者側からできること:どの属性のユーザーに送るかを選ぶ。ユーザーの属性データ自体を変えたり、情報取得を強制したりはできない
  • ユーザー側からできること:自分の属性データをLINEに提供するかどうかを選ぶ。オフにすれば、そのユーザーの属性はLINE管理画面上で「不明」として処理される

属性データが少ないと感じる場合は、友だち数が少ないか、属性が不明な友だちが多いことが考えられます。

次は、混同が起きたときに実際どんな誤解が生まれるかを確認しましょう。

混同したまま使うと何が起きるか|よくある誤解パターンと正しい認識

起こりやすい誤解パターンは次の3つです。

誤解パターン実際
誤解①:属性設定を変えれば、ユーザー側の情報も変わる変わらない。配信先の絞り込み条件が変わるのみ
誤解②:広告表示に利用するデータをオフにしたら、公式アカウントのメッセージも届かなくなる広告の表示に関する設定で、公式アカウントのメッセージ配信とは目的が異なる
誤解③:属性が不明なユーザーには何も届けられない属性が不明でも全体配信は届く。ただし属性での絞り込み対象からは外れる

この3点を整理しておくと、「なぜ絞り込んだのに配信数が予想より多いのか」「なぜ属性データが少ないのか」という現場の疑問にすぐ答えられるようになります。

LINE属性設定はどこから変更できる?管理画面の開き方と設定場所

設定場所さえわかればあとは手順どおりに進められると伝える見出し画像

LINE属性での絞り込みは、LINE公式アカウントの管理画面(manager.line.biz)から設定できます。属性は配信ごとに選ぶもので、操作はメッセージ作成画面の配信先設定から行います。ここでは設定画面の構造と各項目の見方を順に確認します。

LINE公式アカウント管理画面で属性絞り込みを設定する手順

属性絞り込みは、メッセージ配信の送信設定から操作します。

  1. LINE公式アカウント管理画面にログインする
  2. 左メニューの「メッセージ配信」から「メッセージを作成」を選択する
  3. 配信先で「絞り込み」を選び、「+フィルターを追加」をクリックする
  4. 絞り込み条件(友だち期間・性別・年齢・OS・地域)を選択する
  5. 推定配信数(概算)を確認してから送信する
LINE公式アカウント管理画面のメッセージ作成画面。配信先で「絞り込み」を選び、「+フィルターを追加」をクリックして、友だち期間・性別・年齢・OS・地域の配信条件を選択する箇所を示したスクリーンショット

手順5の「対象人数の確認」は必ず行いましょう。絞り込みが厳しすぎると配信対象が数十人になるケースもあり、効果を検証しづらくなります。50人を下回ると配信できないため、条件を広げるか、タグ配信を検討するとよいでしょう。

※属性(フィルター)を利用した絞り込み配信は、選択後の推計対象ユーザーが50人以上必要です

引用元:絞り込み配信について|LINEヤフー for Business(最終閲覧日2026年10月6日)

設定画面に表示される各項目(年齢・性別・OS・地域)の意味と見方

絞り込み設定で選べる属性項目は5つです。

属性項目内容補足
友だち期間6日以下〜365日以上の6区分から選択友だち追加からの期間
年齢14歳以下〜70歳以上の範囲(5歳刻み)から選択LINEのみなし属性(推定)
性別男性・女性から選択LINEのみなし属性(推定)
OSiOS・Androidなどから選択端末のOSで絞り込める
地域都道府県・地方単位で選択LINEの利用動向などをもとにしたみなし属性

注意点がひとつあります。年齢と性別はLINEが推定した「みなし属性」です。ユーザーの登録情報などをもとにした分類で、実際の属性と異なる場合があります。BtoC商材でコアターゲットが明確な場合は活用しやすいですが、「この属性に100%当てはまる人だけに届く」とは考えないようにしましょう。

属性データが取得できないときに確認すべき3つのポイント

属性データが少ない・取得できないと感じた場合、確認するポイントは次の3つです。

  • 友だち登録したユーザーの属性が不明になっている(みなし属性が付与されていない)
  • 友だち数が少なく、ターゲットリーチ数が100人に達していない
  • 属性情報の更新に時間差があり、直近の友だちが反映されていない(概ね3日前の情報で絞り込まれる)

属性データはリアルタイムでは更新されません。友だち登録から反映されるまでに、数日かかります。友だち数が少ないと、属性での絞り込み自体が使えないため、タグ配信を先に整えておくことをおすすめします。

※属性で絞り込むには、ターゲットリーチ数が100人以上必要です。属性情報は概ね3日前の属性情報を元に絞込みます

引用元:絞り込み配信について|LINEヤフー for Business(最終閲覧日2026年10月6日)

属性情報をオフにした場合、配信者側にどんな影響が出るか

データが少ないユーザーの属性は、管理画面で「不明」として扱われます。

影響は次のとおりです。

  • 属性絞り込み配信の対象外になる
  • 全体配信やチャットタグを使った配信は通常どおり届く

つまり「属性でアプローチできないユーザー」ではなく、「別の方法でアプローチするユーザー」として考えることが大切です。属性情報がないユーザーへの対応としては、チャットタグやアンケート結果、購買履歴(外部ツール等で連携)をもとにした独自セグメントを作る方法があります。

LINE公式アカウントで属性を使ったセグメント配信をする方法

セグメント配信はまず届けたい人を一人思い浮かべることから始めると伝える見出し画像

属性を使ったセグメント配信は「誰に届けるかを決めてから、何を届けるかを作る」という順番で設計すると、メッセージの質が上がります。この順番が逆になると、作ったメッセージに合わせて受け手を探すという不自然な配信になりがちです。

ここでは実際の設定フローと応用の組み合わせ方を説明します。

絞り込み配信の基本設定フローを画面ごとに確認する

絞り込み配信は「ターゲット定義 → 条件設定 → 対象数確認 → 配信」の4ステップで進めるとよいでしょう。

  1. ターゲット定義:誰に届けたいかを具体的な人物像で言語化する(例:30代女性・iOS利用・関東在住)
  2. 条件設定:管理画面の絞り込み条件で友だち期間・性別・年齢・OS・地域を選択する
  3. 対象数確認:推定配信数(概算)を確認し、50人以上になっているかチェックする
  4. 配信:その属性に合わせたメッセージを送信する
絞り込み配信の4ステップフローの図解。ステップ1のターゲット定義、ステップ2の管理画面での条件設定、ステップ3の推定配信数による対象数確認、ステップ4の配信へ進み、50人未満の場合は配信不可のため条件を広げて再設定するループを示す

ステップ1を省略して「なんとなく女性向けに絞る」という使い方をしている場合、配信結果を見てもどう改善すればよいかわかりづらくなります。ターゲット定義を言語化しておくと、次の配信改善の材料になります。

属性×タグの組み合わせで反応率を上げる配信の組み立て方

属性だけでは「大まかなふるい分け」しかできません。そこに組み合わせると有効なのが、LINE公式アカウントのタグ機能です。タグ(チャットタグ)とは、友だちのチャットに手動で付けるラベルのことで、属性情報がないユーザーにも使えます(20文字以内)。

組み合わせの例をまとめました。

属性タグ(チャットタグ)配信内容
30代女性スキンケア商品を購入済みリピート購入促進メッセージ
iOS利用アプリ未インストールアプリDL案内
関東エリアイベント未参加関東エリアのイベント告知

※タグは手動で付けるため、購入状況などは外部ツールで管理する必要がある

属性だけだと「30代女性全員」に同じメッセージが届きますが、タグを加えることで「30代女性のうち、すでに買ってくれた人」だけに絞れます。このひと手間が、配信数をおさえながら反応率を上げる方法です。

タグ管理・セグメント配信・ステップ配信・自動カゴ落ちフォローまで、LINEを使った販促の仕組みをひとつのプラットフォームにまとめたいなら、Lineupのマーケティング機能が参考になります。既存の友だちリストをそのまま活用できるため、今すぐ動き出せます。

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セグメント配信を失敗しないために事前に決めておくべきこと

失敗しやすいパターンは、「送ることが目的」になっている配信です。属性を絞ったとしても、届けるメッセージに明確な意図がなければ反応率は上がりにくくなります。

事前に決めておくべき項目は次の4点です。

  • 誰に届けるか:ターゲット属性と状態
  • 何を伝えるか:1配信1メッセージ・1行動を目安にする
  • 何をしてほしいか:クリック・購入・返信など1つのゴールに絞る
  • いつ送るか:曜日・時間帯・タイミングの設計

この4点が決まっていない状態で配信しても、結果分析がしづらくなります。特に「何をしてほしいか」をひとつに絞ることは、LINEだけでなく多くのメッセージ配信で反応が出やすくなる傾向があります。

次に、属性データが少ない段階でも使える代替策を紹介します。

属性データが少ない状態でも配信の質を上げるための代替策

属性データが少ない場合の代替策として、アンケートの回答をもとにした「自主申告セグメント」があります。友だち登録後に簡単なアンケートを自動送信し、回答内容をもとにタグを付与する方法です。

たとえば「どのような目的でご登録いただきましたか?」という質問に対して選択肢を用意し、回答に応じてタグを振り分けます。属性よりも意図が明確なセグメントを作れるため、少人数でも反応率が安定しやすくなります。

2026年時点では、Lステップ(LINEと連携するマーケティング自動化ツール)などの外部ツールを使えば、この自動タグ付与を設計できます。友だち数が少ない段階ではまずこちらを整えておくと、あとから属性配信に移行したときの土台になります。

属性設定とオーディエンス設定はどっちを使えばよい?

属性設定とオーディエンス設定の違いを知れば使い分けのコツがつかめると伝える見出し画像

属性設定は推定属性、オーディエンス設定は行動履歴などで絞り込み、併用もできます。どちらも配信先を絞り込む機能ですが、得意な場面が異なります。ここでは迷いやすいこの2つの使い分けを、リスト規模別に整理します。

属性設定とオーディエンス設定の使い分けマップの図解。属性設定は年齢・性別・OS・地域などの推定属性データで友だち全体から絞り込み新商品告知や認知拡大に向き、オーディエンス設定は開封・クリック・チャットなどの行動履歴データで特定の行動をとった友だちに絞り再アプローチや予約の再促進に向くことを比較し、併用でさらに高精度なアプローチが可能と示す

2つの設定が得意とする場面の違い|用途で使い分ける考え方

属性設定は「推定データ」、オーディエンス設定は「行動履歴など」をもとに絞り込みます。違いを表で整理します。

項目属性設定オーディエンス設定
対象の決め方年齢・性別などの推定属性メッセージの開封・クリックなどの行動履歴
向いている場面新商品告知・季節訴求・認知拡大反応した友だちへの再アプローチ・リピート促進
必要なデータLINEの属性推定データ配信やリッチメニューへの反応データなど
精度の特徴推定のため実際と異なる場合がある友だちの実際の反応にもとづく

オーディエンス設定(行動などの条件でユーザーをグループ化し、そのグループに絞って配信する機能)は、「リッチメニューをタップした人」「メッセージ内の特定のURLをタップした人」など、具体的な行動をしたユーザーに届けられます。行動済みのユーザーへの配信は温度感が高く、反応率も高くなりやすい傾向があります。

属性設定は行動履歴がない段階でも使えるため、まだ購入経験のない友だちへのアプローチに向いています。

2つを組み合わせる場合の順序は、次の項目で説明します。

属性設定とオーディエンス配信を組み合わせるときの正しい順序

2つを組み合わせる場合、「属性で広く届けて → 行動したユーザーをオーディエンスに変換する」という順番が基本です。

  1. 属性絞り込み配信でキャンペーン情報を届ける
  2. URLをクリックしたユーザーのオーディエンスを作成する(配信から60日以内のメッセージが対象)
  3. そのオーディエンスに対して、購入をあと押しするメッセージを別途配信する
メッセージクリックを選択すると、配信から60日以内のメッセージがリストで表示されます。

引用元:オーディエンス|LINEヤフー for Business(最終閲覧日2026年10月6日)

属性配信からオーディエンス変換、再配信までのフローの図解。全友だちリストから推定属性で絞り込んでキャンペーン情報を届け、URLをクリックしたかどうかで分岐し、クリックした人はオーディエンスを作成して購入後押しの再配信を行い、クリックしなかった人は今回の再配信から除外する流れを示す

この流れを作ると、「気になって見たけど買わなかった人」に対して再アプローチできます。一斉配信では全員に同じメッセージを送るしかありませんが、このステップを組むと「行動したかどうか」で次のメッセージを変えられます。

リスト規模によって使い方の優先度も変わるため、次の項目で規模別の推奨パターンを確認しましょう。

リスト規模別の推奨パターン——500人未満・500〜2000人・2000人以上

同じ属性配信でも、友だち数によって取り組む順番は変わります。今のリストの規模に合わせて、何から始めるとよいかを見ていきましょう。

ターゲットリーチ数(目安)推奨アプローチ
100人未満属性での絞り込みは使えないため、チャットタグなどの配信を優先。外部ツールでアンケート回答をタグ化する方法もある
100人以上属性での絞り込みを試しながら、オーディエンスの蓄積を並行して進める(推計対象50人以上が必要)
反応した友だちが50人以上たまってから属性×オーディエンスの組み合わせで、多段階配信を設計する

友だち数が少ないアカウントで属性配信にこだわると、絞り込み後の対象が数十人になり、50人未満では配信できません。効果の判断もしづらくなります。まずリスト規模を育てながらタグ管理を整えることが、長期的には配信の質を高める近道です。

LINE属性絞り込み配信が反応率に与える影響|数値で考えるシミュレーション

一斉配信と絞り込み配信を仮の数字で比べることを伝える見出し画像

属性配信を適切に設計すると、配信数を減らしても売上が上がるケースがあります。仮定の数値を使ったシミュレーションで、その仕組みを説明します。

全体一斉配信と属性絞り込み配信の開封率・ブロック率の比較

あくまで仮定の数値ですが、次のような違いを想定しました。

配信タイプ開封率ブロック率
全体一斉配信関係のない人にも届くため、低くなりやすい高くなりやすい
属性絞り込み配信関心の近い人に届くため、高くなりやすい低くなりやすい

開封率が上がるのは「自分に関係ある情報が来た」と感じるユーザーが増えるためと考えられます。ブロック率が下がるのは「関係ない情報を無理やり送られた」という体験が減るためだと考えられます。

ブロックされたユーザーには、解除されるまで配信が届きません。仮に1回の配信で2%がブロックした場合、毎月複数回配信すると、年間でリストの多くが失われる計算になります。

配信数を減らして売上が上がる理由|シミュレーションで確認

友だち数3,000人のアカウントで月8回配信すると仮定し、全体配信と属性配信で、配信通数とリストの残り方がどう変わるかを比べます。

ケースシミュレーション(仮定の数値)
全体配信のケース
  • 月8回配信 × 3,000通 = 月24,000通消費
  • ブロック率2% × 8回 = 月480人喪失(単純計算)
  • 1か月後のリスト:3,000 × (1 − 0.16) = 2,520人
属性絞り込み配信のケース
  • 月8回配信 × 平均1,200通(40%に絞り込み)= 月9,600通消費
  • ブロック率0.5% × 8回 × 1,200人 = 月48人喪失(単純計算)
  • 1か月後のリスト:3,000 − 48 = 2,952人
全体配信と属性配信の1か月後のリスト残存数シミュレーションの図解。友だち数3,000人から、全体配信は月24,000通消費・480人喪失で1か月後2,520人、属性配信は月9,600通消費・48人喪失で1か月後2,952人となり、月間通数は約60%削減、リスト残存数は約432人の差になることを示す

※実測値ではなく、説明用の仮定です。ブロック率は配信対象に対して適用しています

通数は約60%削減され、1か月後のリスト残存数は約432人の差になります。「反応しやすい友だちが多く残る」という差は、配信を続けるほど出やすくなると考えられます。短期の配信コストより、リストの健全性を守ることが長期の売上を守ることにつながるのです。

配信コストをおさえながら売上を伸ばす設計を、もう一段効率化するなら、配信から購入完了までをLINEトーク内で完結させる仕組みが有効です。Lineupは月額3,000円・初月無料でその環境を整えられます。まずは詳細を確認してみてください。

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「休眠リスト」化を防ぐために属性配信が果たす役割

いわゆる「休眠リスト」とは、ブロックや非表示が増えて、ほぼ反応がなくなった友だちリストのことです。LINE運用でよく起きる問題です。

休眠リスト化の主な原因は、「関係ない情報を繰り返し送られる体験の積み重ね」です。ブロックまでいかなくても「非表示」設定をされると、開封されにくくなる場合がありますが、数字上は友だちのままカウントされます。

開封率が下がっても気づかずに一斉配信を続けると、実態としてはほぼ届いていないリストに配信コストをかけ続けることになります。

属性配信は、この積み重ねを防ぐ手段のひとつです。「自分に合った情報が来る」という体験を積んだユーザーは、非表示・ブロックをする理由が弱まりやすくなります。ブロックされた友だちには、解除されるまで配信できないため、早い段階から配信先を意識して絞り込むことが、長期運用では有利に働くと考えられます。

メッセージ通数コストをおさえながら成果を出す配信頻度の設計

LINE公式アカウントは、月間の配信通数に合わせてプランを選ぶ料金体系が基本です。絞り込み配信を使えば1回の配信で消費する通数が減るため、同じコストでより多くの配信機会を作れます。

配信頻度の設計で参考になる考え方は「配信対象を3パターンに分けて、1回あたりの対象を絞る」ことです。

曜日配信対象配信内容
月曜日全体または属性A向け新着・キャンペーン情報
水曜日タグ配信(購入検討者)購入検討者へのフォロー
金曜日購入履歴のあるオーディエンス向けリピーター向け特典

3パターンを使い分けることで、それぞれのユーザーに「自分に向けて送られている」と感じてもらいやすくなり、1回あたりの配信対象も絞りやすくなります。合計通数をおさえながら接触頻度を保てるため、コストと反応率のバランスが取りやすくなります。

LINEの属性情報は個人情報として扱われる?プライバシーと安全な活用

配信の前に知っておきたい属性情報の基本を伝える見出し画像

LINEが配信に使う属性情報は、ユーザーが入力した値そのものではなく、LINEの利用動向などから推定した「みなし属性」です。個人を特定できるものではありませんが、プライバシーの観点から正しく理解したうえで活用することが事業者には求められます。

ここでは属性情報の取り扱いルールと、事業者が守るべき注意点を説明します。

LINEが収集・推定する属性情報の種類とその取り扱いルール

LINEが推定する属性情報には、年齢・性別・興味関心などが含まれます。これらはアプリの利用状況や行動ログをもとにLINEが独自に推定したものです。

事業者には個人を特定できる形では見えず、集計された人数などの形で絞り込みに使われます。LINE側では、お客様に紐づく情報として扱われています。LINEの利用規約およびガイドラインがあるため、事業者がLINE公式アカウントを運用する際も、LINEのガイドラインに沿った活用が前提になります。

2026年時点では、LINEはプライバシーポリシーを定期的に更新しています。最新のポリシーを定期的に確認しておくことが、事業者としての安全な活用につながります。

広告表示に利用するデータをオフにすると広告表示はどう変わるか

ユーザーが「広告表示に利用するデータ」の各項目をオフにすると、そのデータを使った広告のパーソナライズが行われにくくなります。ただし、広告そのものが表示されなくなるわけではありません。データに連動しない広告は引き続き表示されます。

この設定は、LINE公式アカウントからの配信メッセージとは別の仕組みです。「広告表示に利用するデータ」の設定は、広告に使うデータを調整するもので、公式アカウントのメッセージの受信を止める設定ではありません。

事業者がユーザーの属性を利用する際に守るべき注意点

事業者がLINEの属性情報を活用するうえで意識しておくべきことは次の4点です。

  • 配信目的の透明性:「なぜこの情報が届いたか」をユーザーが納得できる配信内容にする
  • 推定情報への断定表現を避ける:推定属性は確定情報ではないため、「あなたは〇〇歳ですよね」のような断定的な表現は使わない
  • 過度なターゲティングへの注意:絞りすぎることで特定のユーザーに頻繁に届く状況を避ける
  • 属性が不明なユーザーへの配慮:タグやアンケートなど、属性以外の方法で届け方を設計する

属性配信は使い方次第でユーザー体験を向上させる手段になりますが、「自分の情報を知らない間に使われている」と感じるユーザーには、信頼を損なうリスクがあります。配信の目的と価値をメッセージで伝える姿勢が、長期的な関係を築く土台になります。

LINE標準の絞り込み配信とLineupのセグメント配信の違い|Lineupの特徴と優位性

Lineupのセグメント配信作成画面。検索タイプで商品購入履歴・タグ・注文金額を選び、「スキンケア4点セット」を購入したことがない顧客に絞り込む条件を設定しているスクリーンショット

LINE公式アカウント管理画面の絞り込み配信とLineupのセグメント配信では、絞り込みに使うデータの種類が違います。前者はLINEが推定した属性やLINE上の行動、後者は実際の購買データです。ここでは両者の違いを整理し、Lineupならではの特徴を紹介します。

LINE公式アカウント管理画面の絞り込み配信でできること

標準機能の絞り込みは、大きく2つに分かれます。

  • 属性(フィルター):友だち期間・性別・年齢・OS・地域の5つで絞り込める。ただしLINEが推定した「みなし属性」のため、実際の属性と異なる場合がある。また、属性で絞り込むにはターゲットリーチ数が100人以上必要
  • オーディエンス:メッセージの開封者、リンクのクリック者、リッチメニューのタップ者、特定のタグが付いた人などで絞り込める

どちらも便利な機能ですが、「誰が何を買ったか」「いくら買ったか」といった購買データは条件に使えません。

Lineupのセグメント配信の特徴と優位性

Lineupは、購買データやアンケート回答などの実データを使って絞り込める点が特徴です。

1.購買データで絞り込める

購入履歴や注文金額などを条件に配信できます。たとえば、リピート購入のお客様だけに限定クーポンを送る、といった使い方ができます。LINE公式アカウント側は基本的に購買の情報を持っていないため、標準機能だけでは実現しにくい部分です。

2.推定ではなく実データで絞り込める

みなし属性は推定値ですが、Lineupの条件は実際の注文データやタグです。推定のズレによる「届けたい人に届かない」を減らしやすくなります。友だちが少ない立ち上げ期でも、100人の条件に縛られず、購買をもとに絞り込めます。

3.配信が販売の流れとつながっている

クーポンを使った人に自動でタグを付けられるため、プロモーション効果の分析やリピート施策に活用できます。カゴ落ちフォロー、ステップ配信、非公開販売とも組み合わせられるため、配信から購入、再配信までをひとつのツール内で回せます。

4.自社商材に合わせた顧客属性をつくれる

アンケートの回答に応じて自動でタグを付けられます。たとえば「混合肌」と答えた方にだけ、混合肌向けのスキンケア商品を案内する配信が可能です。LINEの汎用的な属性ではなく、自社の商品に合った軸でセグメントを組めます。

Lineupの特徴は、購買データやアンケート回答といった実データで絞り込めること、そしてその配信が購入から再配信までの流れとひとつにつながっていることです。推定に頼る標準機能とは、届ける相手の確かさと、その後の動かしやすさに差が出ます。

標準機能とLineupの比較表

LINE標準機能とLineupは、絞り込みに使うデータが違います。ここでは両者を4つの観点で並べて、どこに差が出るのかを一覧で確認します。

観点LINE公式アカウント管理画面Lineup
絞り込みの軸みなし属性、LINE上の行動購入履歴、注文金額、タグ、アンケート回答(タグ・アンケートはプロプラン)
データの正確性属性は推定値、オーディエンスは行動データ/注文データは実データ(アンケートは回答にもとづく)実データ
最低人数の条件属性で絞り込む場合は100人以上購買データが基準
購入との連動購入データとは連動しない(外部ツールが必要)購入データと連動して、カゴ落ち・クーポン・ステップ配信を自動化

標準機能とLineupは対立するものではありません。「まず属性やオーディエンスで広く届け、購入後はLineupの購買データで細かく育てる」という使い分けもできます。

次は、この仕組みを使って、属性配信から購入までをLINEトーク内でつなぐ方法を見ていきましょう。

属性設定を売上に変える|Lineup連携で「入口の精度」と「出口の摩擦ゼロ」を両立する

属性で届けてLINEで買ってもらう流れを伝える見出し画像

属性配信で届ける相手の精度を上げても、その先の購買体験に手間がかかれば売上につながりません。届けたあとの購入体験を滑らかにする仕組みとして、LINEトーク内での購買完結が注目されています。ここでは属性配信と購買体験を一体で設計する方法を説明します。

属性で届けた先のユーザーをLINEトーク内で購入完了まで誘導する仕組み

属性絞り込み配信でターゲットに届いたメッセージから、外部のECサイトへ遷移させると、離脱が起こりやすくなります。スマートフォンでアプリを切り替え、サイトを読み込み、会員登録してからカートに入れる、という一連の操作が「面倒くさい」に変わる瞬間があるからです。

この問題を解消するアプローチとして、LINEのトーク画面内で購入まで完結させるしくみがあります。Lineup(ラインナップ)はそのひとつで、LINEのトーク内にEC機能を組み込めるサービスです。

属性配信で届けたメッセージから、そのままトーク内で商品を確認・購入まで完了できます。

会員登録不要・2タップ購入がカゴ落ちをなくす理由

EC購入のカゴ落ちの原因には、追加費用に加えて、「手続きの多さ」も挙げられます。

一般的なECサイトでの購入ステップの一例は次のとおりです。

  1. カートに商品を入れる
  2. 会員登録またはログイン
  3. 住所入力
  4. 決済情報入力
  5. 注文内容の確認
  6. 購入完了

LineupのようなLINEトーク内購買では、会員登録なしで購入でき、2回目以降は最短2タップ程度で決済が完了します。属性配信でターゲットに届いたメッセージに対して、そのまま購入完了まで流れると、「気になったけどあとで」という先延ばしが起きにくくなります。

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属性配信×Lineup ECで実現するリピート購入の設計図

属性配信と購買体験を組み合わせた設計の全体像は次のとおりです。

  1. 友だち登録:友だち追加時に流入経路のタグ付け、友だち追加後にアンケート送信
  2. 属性×タグで絞り込み配信:ターゲットに合ったメッセージを送る
  3. LINEトーク内で購入完了:外部遷移なしでカゴ落ちを減らす
  4. 購入履歴の管理:購入履歴をもとに、次の配信セグメントに追加
  5. リピート促進配信:購入履歴のある顧客に、リピート購入を促すメッセージを配信
属性配信×LINE内購買×タグ管理のリピート購入サイクルの図解。ステップ1の友だち登録(タグ付け・アンケート送信)、ステップ2の属性×タグによる絞り込み配信、ステップ3のLINEトーク内での購入完了、ステップ4の購入履歴の管理、ステップ5のリピート促進配信を経て、再びステップ2へ戻る循環を示す

このサイクルを回すことで、「届ける → 買う → また届ける → また買う」というリピート購入の流れが自然に生まれやすくなります。属性配信が入口の精度を高め、LINE内購買が出口の手間をなくし、購入後のタグ管理が次の配信精度をさらに上げていく構造です。

LINEの属性設定についてよくある質問(FAQ)

LINE属性設定で迷う前に読んでおきたい5つの質問を案内する見出し画像

LINE属性設定の操作場所やデータが少ないときの対処、オーディエンス設定との使い分けなど、よくいただく疑問をまとめました。設定で迷ったときの確認用にお使いください。

Q1. LINE属性設定はどこから操作できますか?

LINE公式アカウント管理画面(manager.line.biz)からメッセージ作成画面を開き、配信先を「絞り込み」にして、友だち期間・性別・年齢・OS・地域の絞り込みを設定できます。アカウント設定ではなく、配信作成のステップにある機能です。

Q2. 属性データがほとんど表示されない場合はどうすればよいですか?

友だち数が少なく、ターゲットリーチ数が100人に満たない場合は、属性での絞り込みが使えないため、タグ配信を先に整えることをおすすめします。ユーザー側で属性情報提供をオフにしているケースも原因になります。

Q3. 属性設定とオーディエンス設定はどちらを優先すべきですか?

ターゲットリーチ数が100人に達したら属性設定を試しつつタグ管理を整え、反応した友だちが50人以上たまったら属性×オーディエンスの組み合わせを設計するのが目安です。メッセージのクリックなど、行動に基づくオーディエンスは、反応したユーザーがいないと作れないため、まずリストの反応を蓄積する必要があります。

Q4. 属性絞り込み配信をすると、配信コストは下がりますか?

対象人数を絞るため、1回の配信で消費する通数は減ります。ただし配信回数を増やすと合計通数は増えるため、「1回の配信対象を絞りながら配信回数を維持する」設計が、コスト削減と接触頻度の両立につながります。

Q5. LINEの属性情報は個人情報にあたりますか?

LINEが提供する属性情報は、LINEが利用動向から推定した「みなし属性」で、事業者には、個人を特定できない集計の形で提供されます。事業者がLINE公式アカウントを運用する際は、LINE公式アカウント利用規約とガイドラインに沿った活用が前提になります。

2026年時点では、LINEが定期的にポリシーを更新しているため、最新の内容を定期的に確認しておくことが安心につながります。

LINE属性設定を使いこなして「全員に送る配信」から卒業しよう

LINE属性設定とは、ユーザーの年齢・性別・地域・OSをもとに配信先を絞り込む機能です。正しく設計すれば、開封率を高め、ブロック率を下げ、配信コストをおさえながら売上につながる体制を作れます。

全体一斉配信をやめることが目的ではありません。「誰に何を届けるか」を丁寧に設計することが目的です。属性設定はその手段のひとつであり、タグ・オーディエンス・購買体験と組み合わせることで初めて力を発揮します。

属性配信・タグ管理・自動カゴ落ちフォロー・LINE内購買まで、LINEを活用した販売の仕組みをひとつにまとめて運用したいなら、Lineupは有力な選択肢です。月額3,000円・初月無料・初期費用0円で、今日からでも始められます。

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会社名
株式会社Lineup
所在地
住所:〒104-0061 東京都中央区銀座1丁目12番4号N&E・BLD.7階
電話番号
050-3700-7680
メールアドレス
cs(a)lineup.co.jp
主な事業内容
EC事業者向け決済ソフトの運営開発
Webシステムの受託開発、コンサルティング
ECサイトの運営