コラム
LINE公式ショップカードでリピーターが増える設定と運用の全手順

LINE公式ショップカードを導入したいけれど、こんな悩みはありませんか?
- 設定の手順がわからず、管理画面を開いたまま止まっている
- ポイントは付与できたが、リピーターが増えている実感がない
- 紙のスタンプカードと何が違うのか、メリットがつかめない
この記事では、ショップカードの基本設定から運用上の注意点、さらに「ショップカードだけでは解決しない課題」まで、実際の管理画面と現場の声をもとに整理しています。読み終えたとき、「明日から動ける」状態になっているはずです。
記事のポイントは次の通りです。
- LINE公式ショップカードは友だち追加・来店記録・特典付与を一本化するデジタルスタンプカード
- ポイント付与はQRコードをスキャンするだけで完結し、スマホのみで運用できる
- 有効期限・特典タイミング・付与ポイント数の設計がリピート率を左右する
- ショップカードは顧客ごとの利用状況把握や自動フォローには対応していない
- LineupをLINE公式アカウントと連携すると、顧客管理・自動フォロー・来店分析をまとめて解決できる
LINE公式アカウントのショップカードとは?

LINE公式ショップカードとは、LINE公式アカウント上で運用できるデジタルスタンプカードです。来店客がLINEでQRコードをスキャンするだけでポイントが貯まり、一定数に達すると特典を受け取れるシステムです。
友だち追加・来店記録・特典付与という、従来は別々に管理していた3つの導線が、LINE上で完結します。ここでは、紙カードとの違いや無料プランでの利用条件を整理します。
機能の詳細:ショップカード|LINEヤフー for Business(最終閲覧日2026年9月26日)

紙のスタンプカードと何が違うのか
紙のスタンプカードとLINEショップカードの最大の違いは、顧客がポイントを貯める過程で自動的に友だち追加が維持される点です。紙カードは来店のたびにスタンプを押すだけで、その顧客に再度アプローチする手段がありません。
LINEショップカードはポイントを貯める過程でLINEの友だちとしてつながり続けるため、次回の告知やキャンペーン情報をメッセージで届けられます。
| 比較項目 | 紙のスタンプカード | LINEショップカード |
|---|---|---|
| 再アプローチ手段 | なし | LINEメッセージで可能 |
| 紛失・破損リスク | 高い | ほぼなし |
| 機種変更後の引き継ぎ | 不可 | 可能 |
| 印刷・補充コスト | 必要 | 不要 |
| デザイン変更 | 再印刷が必要 | 管理画面上で完結 |
| 在庫管理 | 必要 | 不要 |
LINEショップカードはデータで管理されるため、機種変更後もポイントを引き継げます。印刷費・補充の手間・在庫管理が不要になり、デザイン変更も管理画面上で完結します。
友だち追加・来店記録・特典付与が一本化される仕組み
LINE公式ショップカードを使うには、まず顧客がLINEでショップカード用のQRコードをスキャンします。このとき、まだ友だち追加されていない場合は自動的に友だち追加が促されます。ポイントを貯めようとするだけで、友だち追加という最初のハードルを自然に越えられる設計です。
来店のたびにQRコードをスキャンし、設定したポイントが蓄積されます。目標ポイントに達すると、設定した特典(割引クーポン・無料サービスなど)がLINE上で自動付与されます。
この一連の導線がすべてLINEアプリ内で完結するため、顧客側の操作は非常に少なく、店舗側もレジ周りにQRコードを置くだけで運用が始められます。

無料プランでも使えるのか・利用条件の実態
2026年時点の仕様では、LINE公式アカウントの無料プランでもショップカードは利用できます。ショップカード機能自体に追加料金は発生しません。
ショップカードの特典通知(有効期限通知など)はLINEウォレットのLINE公式アカウントから送られる仕組みで、メッセージ配信数にはカウントされません。ただし、友だちが増えるほど通常のメッセージ配信(キャンペーン告知など)の必要数も増えていくため、友だち数の増加に合わせて料金プランの見直しを検討するのが一般的です。
まずは無料で試して、手応えを感じてからプランを上げるのが、無理のない進め方です。
LINEショップカードのポイントを付与する方法

ポイント付与の仕組みは、QRコードをスキャンするだけです。ただ、シンプルだからこそ設計の差がリピート率に直結します。付与ポイント数・特典内容・金額連動の考え方まで、順に説明します。
スマホだけで完結するポイント付与の基本操作手順
店舗オーナー側の基本操作は、以下の流れです。
- LINE公式アカウントの管理画面にログインする
- 「ショップカード」メニューを開く
- ポイント付与用のQRコードを表示する(または印刷する)
- 来店客にスキャンしてもらう
- ポイントが自動加算される

来店客がQRコードをスキャンすると、1回あたりに設定したポイント数が自動的に加算されます。スタッフがポイントを手動で入力する必要はなく、ミスが起きにくいのもメリットです。
スマホのブラウザからLINE公式アカウント管理画面にアクセスすれば、PC不要で運用できます。小規模店舗やスタッフが少ない業態でも、日常業務のなかに組み込みやすいのがLINE公式ショップカードの特徴です。
QRコードを使った来店時のポイント付与フロー
来店時のポイント付与には、大きく2つのパターンがあります。
| パターン | 方法 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 掲示型(標準的な方法) | 店舗のQRコードを顧客が自身のスマホで読み取る | スタッフの手間が最小限。混雑時もスムーズ | 掲示場所が目立たないと気づかれない |
| タブレット表示型 | スタッフがタブレットなどにQRコードを表示し、顧客に読み取ってもらう | 不正利用を防ぎやすい | タブレットなどの端末を別途用意する必要がある |
印刷したQRコードをレジ前や卓上に掲示しておく方法は、スタッフの説明や操作の手間が少なく、混雑時にもスムーズに運用しやすいという特徴があります。ただし、QRコードの掲示場所が目立たないと気づいてもらえないため、「ここでポイントが貯まります」という一言が添えられたPOPとセットで設置するとよいでしょう。

付与ポイント数と特典内容の設計で変わるリピート率
ポイント設計は、来店頻度の目標から逆算して決めるのが基本です。
たとえば「月2回来店してほしい」という目標なら、3か月で6回来店すればゴール(特典付与)というポイント数に設定します。来店1回=1ポイント・ゴール=6ポイントなら、達成感のサイクルが約3か月になります。
- ポイント数が多すぎる場合:「いつ貯まるかわからない」と諦められる
- ポイント数が少なすぎる場合:特典の重みが感じられず、リピート動機が薄れる
ゴールまでの期間は、業態ごとの来店頻度に合わせて設計するのが基本です。たとえば「2か月で5回来店すると特典」といった事例もあり、数週間〜数か月単位で無理なく到達できる期間に調整すると、達成感につながりやすいとされています。
特典内容は、割引・無料サービス・プレゼントのいずれでも設計可能です。「次回使える割引」は来店のきっかけを直接作りやすい一方、無料プレゼントは受け取ったときの満足感が高くなる傾向にあります。
自店の客層や商品単価に合わせて、どちらが響きやすいか試しながら選ぶとよいでしょう。

金額に応じてポイントを設定するにはどう対応すればよいか
LINE公式ショップカードは、標準機能では「来店1回=〇ポイント」という一律付与が基本です。購入金額に連動したポイント付与(例:1,000円ごとに1ポイント)は、2026年時点で、ショップカード単体では対応していません。
金額連動ポイントを運用したい場合は、以下の代替方法が取られています。
- 会計金額によってスキャン回数を変える(1,000円=1回、2,000円=2回など)
- 高額購入者には別途クーポンを手渡しで対応する
- LINEと連携できる外部ツール(Lineup・Lステップ・Linyなど)のスコアリング機能や決済連携を使い、金額に応じたポイント付与に近い運用をする
スタッフが手動でスキャン回数を調整する方法は、繁忙時にミスが起きやすく、顧客からも不透明に見えがちです。金額連動ポイントを本格的に運用したいなら、後述するLINE連携ツールの活用を検討する価値があります。
LINE公式ショップカードの設定を失敗しない手順と注意点

LINEショップカードの設定そのものは数分で終わります。ただ、「あとから変更できない項目」や「開始前に決めておかないと後悔する項目」があります。ここでは、設定前に確認しておきたい5つの項目と、よく起きるミスのパターンを整理します。
管理画面での初期設定・開始前に決めておく5つの項目
管理画面を開く前に、以下の5項目を書き出しておきましょう。この5項目が決まっていれば、管理画面での設定は10〜15分程度で完了します。
- ゴールポイント数:何ポイントで特典を付与するか
- 1回あたりの付与ポイント数:来店1回で何ポイント付与するか
- 特典の内容:割引・無料サービス・プレゼントのどれか
- ポイントの有効期限:設定するか・しないか、何日間か
- カードデザイン:ロゴ・背景色など、来店客が見る画面の見た目
逆に、上記が曖昧なままだと何をどう設定すべきか迷い、中途半端な状態になりやすいです。特に「有効期限」と「特典の内容」は、一度公開すると顧客に変更が伝わりにくくなるため、最初の段階で慎重に決めておきましょう。

ポイント有効期限の設定で起きやすい見落としと対処
ポイントの有効期限は、設定を誤ると顧客が来店動機を失う原因になります。よくあるミスは「有効期限なし」で公開してしまうことです。
有効期限がないショップカードは、顧客にとって「いつでも貯められる」という安心感がある反面、来店を急ぐ動機が生まれにくいと考えられます。「そのうちまた行けばいい」という先送りにつながりやすい点は、多くの運用ノウハウ記事でも指摘されています。
反対に、有効期限を短く設定しすぎると(例:30日間)、「どうせ貯められない」と最初から諦められてしまう可能性があります。
有効期限は業態によって異なりますが、半年〜1年程度を目安に設定している事例が多く見られます。短すぎると諦められ、長すぎると来店を急ぐ動機が薄れるため、自店の来店サイクルに合わせて調整するとよいでしょう。
- 半年あれば来店意欲の高い顧客はゴールに到達できる
- 来店しなくなった顧客はカードがリセットされる仕組みのため、期限切れ前の通知を再来店の声かけとして活用する
有効期限が切れたタイミングでLINEメッセージを送る機能は標準では備わっていないため、「期限切れ前に通知したい」という場合は、外部ツールとの併用が必要です。
特典はどのタイミングで付与すれば来店動機になるか
ゴールポイントに達した瞬間に特典が付与されますが、問題はその前後です。
特典を受け取った顧客は、一度「達成感」で満足してしまい、次のカードをスタートさせる動機が薄れることがあります。ゴール達成後のフォローが手薄になりがちなことは、リピーター施策を運用するうえで見落とされやすいポイントです。
有効な対策は、特典付与後すぐに次のカードを自動スタートさせ、最初の1〜2ポイントをあらかじめ付与しておく方法です。
LINE公式ショップカードには、ゴール達成後に「ボーナスポイントを付与してカードを引き継ぐ」機能があります。この設定を使うと、特典を受け取った顧客が「もう2ポイントある」という状態から次のカードを始められるため、次回来店への橋渡しになります。
設定後に気づくやりがちなミス5つと事前チェックリスト
実際に運用している店舗の声をもとに、よくあるミスを5つまとめます。
| よくあるミス | 発生しやすいタイミング | 対処法 |
|---|---|---|
| QRコードの掲示場所が目立たない | 公開直後 | レジ前・入口の2か所以上に設置する |
| スタッフがショップカードを知らない | 公開後しばらく経ってから発覚 | オープン前にスタッフ全員に説明する |
| 特典内容が顧客に伝わっていない | 問い合わせが来て気づく | 特典内容をPOPや口頭でも案内する |
| ポイント有効期限を短く設定しすぎた | 運用開始1〜2か月後 | 180〜365日を目安に再設定を検討する |
| ゴールポイントが高すぎて誰も特典に到達しない | 3〜6か月後 | ゴール数を下げるか途中特典を追加する |
設定後は、実際に自分のスマホでQRコードをスキャンし、顧客と同じ体験を一度通しで確認するとよいでしょう。画面で見るのと実際に操作するのとでは、気づくことが変わります。
【2026年最新】LINEショップカードのメリットとデメリット

LINEショップカードは万能ではありません。期待通りになる部分と、「そこまではできないか」と気づく部分が出てくるツールです。2026年時点の仕様をもとに、実際の運用感を整理します。
実際に運用して感じるメリット・導入前の期待との差
導入前に期待しがちなのは「友だちが自然に増える」という点です。ショップカードのQRコードをきっかけに友だち追加してくれる顧客は確かにいます。ただ、声かけや導線設計なしでは、友だち追加数の伸びが鈍いのが実態です。
一方、「運用してよかった」と多くの店舗が実感するとされるのは、スタッフの作業負担が減ることです。
- 紙カードにハンコ押しがなくなる
- 特典の管理が自動化される
- ポイントカードに関するクレームやトラブルが減る
もう一点、評価が高いとされるのがカードのデザイン性です。LINEショップカードは背景画像や背景色を設定でき、自社のロゴや世界観を反映したデザインに近づけることができます。
ただし、標準機能ではLINE独自のデザイン要素が一部残るため、より自由なブランドデザインを追求したい場合は、Lステップなどの外部ツールとの連携も選択肢になります。顧客のLINE画面上に店のカードが表示されることで、ブランドの想起にもつながると考えられます。
金額連動ポイントと自動フォローに限界がある理由
LINEショップカードには、2026年時点で2つの機能的な限界があります。
| 限界 | 内容 |
|---|---|
| ①金額連動ポイントが標準では使えない | 来店1回=〇ポイントの一律設定が基本。購入金額によってポイントを変えたい場合は、手動対応か外部ツールが必要。 |
| ②来店後の自動フォローができない | ポイントが貯まっていない顧客に「そろそろ来ませんか?」と自動でメッセージを送る機能は、ショップカード単体にはない。LINE公式アカウントのメッセージ配信で一斉送信する方法はあるが、「特定の顧客だけ」「最後の来店から〇日後に」という条件付き配信は、追加ツールなしではむずかしい。 |
この2点は、「ショップカードを入れたのに、思ったよりリピーターが増えない」と感じる場合に見落とされやすい原因のひとつです。
紙のスタンプカードとLINEショップカード・どちらを選ぶべきか
どちらが適切かは、店舗の規模と運用の目的によって変わります。
| 比較項目 | 紙のスタンプカード | LINEショップカード |
|---|---|---|
| 導入コスト | 印刷費が必要 | 無料(LINEの月額費用は別途) |
| 運用の手間 | ハンコ押し・補充が必要 | QRスキャンのみ |
| 顧客へのフォロー | 基本的にできない | LINEメッセージで可能 |
| 金額連動ポイント | 手書きで対応可能 | 標準では非対応 |
| 紛失リスク | 高い | ほぼなし |
| 高齢者への対応 | 直感的に使える | LINEに不慣れな場合は注意が必要 |
客層の年齢が高く、LINEを使い慣れていない顧客が多い業態では、紙カードと併用するか、導入時に丁寧なサポートが必要です。一方、30〜50代の来店が多い美容室・カフェ・整体院などは、LINEショップカードがスムーズに運用しやすい業態です。
LINE公式ショップカードで友だち追加を増やすにはどうすればよいか?

ショップカードを導入しただけで友だちが増えるわけではありません。QRコードを置いているのに誰にもスキャンされない場合は、導線と声かけに問題があります。来店客をその場で動かすための設計を整理します。
来店客をその場で友だち追加に誘導する声かけと導線設計
友だち追加の効果的な促し方は、会計のタイミングでの一言です。「LINEのショップカードを使うとポイントが貯まります。よかったらQRコードをスキャンしてみてください」という自然な声かけだけで、スキャン率が変わります。
導線として効果が高いとされる設置場所は、以下の2か所です。
- レジ前(会計時に視線が集まる場所)
- 入口付近(入店時に気づいてもらえる場所)
QRコードだけを貼るのではなく、「ポイントカード始めました」「特典あります」という一言が添えられたPOPとセットにすることで、顧客の目が止まりやすくなります。

ショップカード画面をSNS・店頭POPと連動させる方法
LINEショップカードのURLは、LINE公式アカウントの管理画面から発行できます。このURLをInstagramのプロフィールリンクやGoogleビジネスプロフィールに掲載しておくと、店外からでもショップカードにアクセスしてもらえます。
SNSで「ポイントカードをLINEで始めました」という投稿をするだけでも、既存フォロワーへの周知になります。InstagramのプロフィールやストーリーズでLINE公式アカウントを告知し、友だち追加用のURLを載せておくと、店舗に来たことのない人にも登録してもらうきっかけになります。
店頭POPは、A4サイズ1枚でも十分です。以下の3要素を盛り込むと、スキャン率が上がりやすくなります。
- QRコード
- 特典の内容
- 「LINEで登録するだけ」という操作の簡単さ
QRコードを目に触れる場所に置くだけでなく、SNSと店頭の両方から繰り返し呼びかけることで、友だち追加のきっかけを店の外にも広げられます。
友だち追加だけに頼らず集客効果を上げる3つの仕組み
友だち追加数を増やすことは手段であり、目的はリピート来店です。友だち追加に頼り過ぎず、来店頻度を上げる3つの仕組みを組み合わせると効果が高まります。
- 特典の可視化:カードのゴールまであと何ポイントかを顧客が確認できるため、「もう少しで特典!」という動機が自然に生まれる
- メッセージ配信との連動:月に1〜2回、友だち全員にキャンペーン情報を配信し、来店動機を作る
- 口コミの活用:ショップカードを友人に紹介してもらう施策(紹介でボーナスポイント)を組み合わせる
この3つは、多くがLINE公式アカウントの標準機能の範囲で対応できます。まずできることから始めて、「もっと細かく管理したい」という段階になったら、次のステップを検討するとよいでしょう。
LINEショップカードだけでは解決しない課題と次の一手

ショップカードを3か月以上運用すると、「もう少し細かいことがしたい」という場面が出てくることがあります。来店後のフォロー、顧客ごとの管理、分析。それぞれの課題と対処策を見ていきます。
ショップカードを運用していて「個別フォローができない」「誰が来ていないかわからない」と感じ始めたなら、それはツールを使いこなすための次のステップを検討するタイミングです。Lineupで何が変わるか、具体的な機能を確認してみましょう。
同じ課題を感じている店舗オーナー向け
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来店後の自動フォローが設計できない問題をどう補うか
ショップカードにない機能のひとつが、「来店後〇日後に自動でメッセージを送る」という仕組みです。たとえば美容室では、施術から一定期間がたったころに「そろそろいかがですか?」と連絡すると、再予約につながりやすいといわれています。しかし、施術日を起点に一人ひとりへ自動で送る仕組みは、標準機能だけでは作りにくいのが実情です。
対処法は2つあります。
| 対策 | 内容 |
|---|---|
| ①LINE公式アカウントのステップ配信(友だち追加後の日数に応じた自動メッセージ配信機能)を活用する | 友だち追加後のステップ配信は、LINE公式アカウントの機能として存在する。ただし、標準機能では「最後の来店から〇日後」というトリガーは設定できないため、来店後フォローには向いていない。 |
| ②外部ツールと連携して条件付き配信を自動化する | 来店タイミングや購入履歴をトリガーにした自動配信は、LINE連携ツールを使うことで実現可能。(詳細は後述のLineupのセクションで説明) |
ステップ配信だけでは来店のタイミングに合わせた声かけまではできない、外部ツールとの連携も選択肢に入れておくと、来店後のフォローまで無理なく設計できます。
顧客ごとの利用状況を把握できない限界と管理の実態
LINE公式ショップカードでも、利用履歴から個人ごとのポイントや特典の履歴は確認できます。ただし、名前が表示されるのは認証済みアカウントのみで、「特典をまだ受け取っていない顧客」だけを抜き出すといった絞り込みはしにくいのが実情です。
ExcelやスプレッドシートでLINEショップカードの管理を補っている店舗も多いですが、来店のたびに手入力するのは負担になります。「誰が何回来ているか把握したい」「特定の顧客にだけ連絡したい」という需要には、ショップカード単体では対応がむずかしくなります。
LINE公式アカウントをショップカード以上に活かす全体設計
LINEを「友だち管理のツール」から「顧客関係を育てるチャネル」に変えるには、ショップカードを入口として、以下の要素を組み合わせる設計が必要です。
- 来店時のポイント付与(ショップカード)
- 来店後の自動フォロー(ステップ配信)
- 顧客属性に応じたキャンペーン(セグメント配信:特定の属性・行動の顧客だけにメッセージを送る配信方法)
- 購入・来店履歴の管理(外部ツール)
この全体設計を、LINE公式アカウント単体で完結させようとすると機能が足りません。ショップカードはリピーター育成の入口として機能しますが、リピーターを育てるサイクルを回すには、仕組みの追加が必要です。

ショップカードの限界を超えたいならLineupという選択肢

Lineupとは、LINE公式アカウントと連携してECのような機能を追加できるツールです。顧客管理・自動フォロー・購入履歴の分析といった、ショップカードだけでは解決できない課題を、LINEのなかでまとめて対応できます。
LineupはLINE公式アカウントと連携して何ができるのか
Lineupは、LINE公式アカウントに連携することで、商品販売・顧客管理・自動配信をLINE上で一元化できるツールです。管理画面から商品を登録するだけで、LINE公式アカウント上にネットショップが開設されます。
Lineupの主な機能は以下の通りです。
| 機能カテゴリ | 具体的な内容 | 利用できるプラン |
|---|---|---|
| 商品・注文管理 | 商品の登録や在庫・配送料の設定ができ、注文一覧はCSVで書き出せる | スタンダード〜 |
| 顧客管理 | 顧客ごとに、商品リンクのタップ履歴・購入履歴・ブロック履歴を確認でき、管理画面から個別にメッセージも送れる | スタンダード〜 |
| ステップ配信 | 友だち追加や商品購入をきっかけに、あらかじめ用意したメッセージを順番に自動で送る | スタンダード〜 |
| 自動カゴ落ちフォロー | 商品に興味を持ったものの購入しなかった顧客へ、自動でフォローメッセージを送る | スタンダード〜 |
| セグメント配信 | 購入履歴や注文金額などで顧客を絞り込み、特定の層だけにメッセージを送る | スタンダード〜 |
| クーポン管理 | 割引クーポン(%割引・金額割引)を作成でき、使った人には自動でタグが付く | スタンダード〜 |
| 流入経路計測 | どのSNS・広告・QRコードから友だち追加されたかを把握できる | プロプラン |
※機能やプランの区分は2026年9月時点の公式サイトの情報にもとづきます。最新の内容は機能紹介ページでご確認ください。
決済はクレジットカードだけでなく、PayPayやあと払いPaidy(ペイディ:あと払い決済サービス)にも対応しており、顧客の支払い方法の選択肢が広がります。

顧客管理・自動フォロー・来店分析をまとめて解決できる理由
Lineupの管理画面では、顧客ごとの商品リンクタップ履歴・購入履歴をLINEアカウント単位で確認できます。「この顧客は先月何を買ったか」「どの商品ページを何回見たか」といった情報が蓄積されるため、個人単位のアプローチが可能になります。
自動カゴ落ちフォローは、商品を見たが購入しなかった顧客へ自動でフォローメッセージを送る機能です。セール価格での再案内なども設定でき、機会損失を防ぐ仕組みとして活用できます。
また、プロプランのアンケート機能を使うと、「肌質は?」「好みのスタイルは?」といった顧客属性の情報を収集でき、回答に応じて自動でタグが付与されます。タグをもとに、混合肌の顧客だけにスキンケア商品をすすめるといった、個別最適化されたメッセージ配信が実現できます。
Shopify連携オプション(既存のShopifyショップとLineupをつなぐ機能)を使えば、商品・在庫・注文・顧客情報を自動同期できます。LINEというチャネルを既存のECに追加する形で、販売機会を広げられます。
Lineupの導入フローと料金・どんな店舗に向いているか
Lineupの導入は、5つのステップで完了します。
- Lineupに無料アカウントを作成する(初期費用0円)
- LINE公式アカウントとLineupを管理画面から連携する
- クレジットカード決済のための加盟店申請をStripe(オンライン決済サービス)で行う
- 管理画面から商品名・説明・画像・価格を入力して商品を登録する
- LINE公式アカウントのリッチメニュー(LINEトーク画面下部に表示されるメニュー)に商品リンクを設置して販売を開始する
LINE公式アカウントの無料プランでもLineupは利用できます。最大200点まで商品登録が可能で、商品画像の一括アップロード(プロプラン)にも対応しています。
Lineupが特に効果を発揮しやすいのは、以下のような店舗・事業者です。
- リピーターへの個別フォローを自動化したい美容室・整体院・ネイルサロン
- LINEで商品を販売したい小規模ECや作家・クリエイター
- 既存のShopifyショップにLINE販売チャネルを追加したいEC事業者
- 顧客属性に応じたキャンペーンを設計したいコスメ・食品などのリピート商材を扱う店舗
「ショップカードで入口は作れた、次は関係を育てる仕組みが欲しい」という段階に来たとき、Lineupは有効な選択肢のひとつとなります。
ここまで読んだ方なら、ショップカードの限界と次に必要な仕組みが具体的にイメージできているでしょう。Lineupの機能ページで詳細を確認し、自分の店舗に合う使い方を探してみてください。
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LINE公式のショップカードについてよくある質問(FAQ)

LINE公式ショップカードの導入を検討していると、料金や設定変更のタイミングなど、細かい部分で迷う場面が出てきます。ここでは、現場でよく聞かれる質問を5つ取り上げ、それぞれの答えを整理しました。
Q1. LINE公式ショップカードは無料で使えますか?
ショップカード機能自体に追加料金はありません。LINE公式アカウントの月額費用(無料プランあり)の範囲で利用できます。ただし、メッセージ配信数の上限は月200通(無料プラン)のため、友だちが増えたらプランの見直しを検討するとよいでしょう。
Q2. ポイントを金額に応じて付与することはできますか?
標準機能では来店1回あたりの一律付与が基本です。金額連動ポイントを実現したい場合は、スタッフがスキャン回数で対応する方法か、外部ツールとの連携が必要です。
Q3. ショップカードの設定をあとから変更できますか?
ゴールポイント数や特典内容はあとから変更できますが、既存ユーザーのポイントへの影響を考慮する必要があります。特にゴール数を下げる場合、すでにポイントを貯めている顧客の体験に影響するため、変更前に告知を検討するとよいでしょう。
Q4. 友だち追加をしていない顧客はショップカードを使えますか?
ショップカードを利用するにはLINE公式アカウントの友だち追加が必要です。QRコードをスキャンした際に友だち追加のステップが自動的に挿入されます。
Q5. LineupはLINEの無料プランでも使えますか?
使えます。Lineupの管理画面からLINE公式アカウント(無料プランを含む)と連携できます。初期費用は0円で、商品登録から販売開始まで5つのステップで完了します。
公式LINEのショップカードは「仕組みの土台」、次のステップも視野に
LINE公式ショップカードは、来店・ポイント・特典をLINEで一本化できる、実店舗に向いたシンプルなツールです。
設定前に以下の4点を決めておくと、運用がスムーズに始まります。
- ゴールポイント数(2〜4か月で達成できる設計)
- 有効期限(180〜365日を目安に設定する)
- 特典内容(次回来店につながる割引が効果的とされている)
- 声かけ導線(会計時の一言とPOPをセットにする)
一方で、顧客ごとの管理や来店後の自動フォローにはショップカード単体では対応できません。まずはショップカードで仕組みの土台を作り、「もっと細かく育てたい」と感じた段階でLineupのような連携ツールを検討する、この順番が無理のない進め方です。
ここまで読み進めたあなたなら、ショップカードの活かし方も、その先に必要な仕組みもすでに具体的に描けているはずです。次の一歩として、Lineupの機能ページで自分の課題に合う使い方を確認してみてください。無料から始められるので、まずは動いてみることが一番の近道です。
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